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2012年6月29日

ノブローの中華な日常(第6話)

「ありえない」

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                              (寝太郎作)

今回のノブローのセリフは、中国に在住された経験をお持ちだという
元浜っ子さんにいただいたコメントをアレンジして使わせてもらいました。

ラーメンライスに餃子という組み合わせは、日本で言えばうどん、ご飯、お餅を
同時に出されるようなもの、だそうです。

『本当に美味しい中国料理が食べたい』という本にも、同様のことが書いてあります。

ラーメン・ライス・餃子というセットは、日本人が日本人相手に経営している店はべつだが、
中華圏ではまずあり得ない組み合わせである。
日本料理に置き換えるなら「寿司・牛丼・お茶漬け」となって、主食が3つ並んだ定食に
なってしまうのだとか。

まー、日本人からすると、餃子が主食っていう感覚がまずないですよね。
中国で一般的な水餃子とちがって皮も薄いし、炭水化物を食べているという意識は
あまりない。ご飯のおかずという認識です。
(大人になると、断然ビールのつまみですが)

ラーメンに関していえば、汁がありますからね。
言うまでもなく、スープはご飯のお友達。

ようは、日本人はお米が好きだ、っていう話なんじゃないかと思うんですよ。
DNAレベルでお米好きが刷り込まれている。
本場にはない中華丼や天津飯なんて食べ物を発明しちゃうのも、その証拠でしょう。
むしろ、ご飯を食べないとごはんを食べた気がしない民族といえるかも。

そういえば、文豪の内田百閒先生は、糖尿病で医者に食事制限するよう言われたので、
朝はまず果物からはじめて牛乳とビスケットで終え、昼は蕎麦を季節によって半分か
1.5人前食べる、と書いたその筆で、だから膳の前に座るのは1日に1回夕食のときだけ、
つまり自分は1日1食の生活を送っているのだと平気で書いていましたっけ。

つまり、ビスケットはむろんのこと、蕎麦すらも食事として勘定に入れていない。
百閒先生の『御馳走帖』っていうのは、全編にわたって風格さえ感じさせるとぼけっぷりが
なんともいえない味になっているわけですが、たぶん、これは必ずしもしらばっくれている
というわけではなく、当時の医学の限界もあって、ふつうにそう思っていたんじゃないかと。

やっぱり、近代以降の日本人にとって、主食といえば白米、ということなんだと思います。
だから、それ以外の炭水化物は、どんな料理でもおかずになりうる。
(ラーメンにかぎらず、街場の蕎麦屋さんに行けば、ランチでカツ丼とたぬき蕎麦のセット
なんかが当たり前にありますもんね)

ところが、中国ではちがう。
「北麺南飯(ベイミェンナンファン)」という言葉があるように、ものすごく大雑把に分けると、
米を主食にしているのは南部で、長江以北では主食として小麦粉製品が食べられている。
麺のほかにも、たとえば饅頭(マントウ)、たとえば餃子。
つまり、中国の「粉もん」文化というわけです。
で、ご飯は基本、一緒に食べない。

ラーメン・餃子・ライスのセットも、モダン焼き定食も、主食の3連発、3連単あるいは
三暗刻であることに相違はない。
アメリカの食事に置き換えたら、ハンバーガーを具にしたピザに、マカロニチーズを
トッピングするようなものでしょうか(゚ー゚;

と書いたところで、「米国人のぜい肉は世界の3分の1」という見出しのニュース記事が
出ました。
あんがい、喜んで食べるジャンクフード好きのアメリカ人も、いるかもしれませんね( ̄Д ̄;;

『ノブローの中華な日常』目次

 

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00.ノブローの中華な日常」カテゴリの記事

コメント

良いポイントの記事ですね・・・食習慣あるある。
中国人が料理人の、本格的中国料理の場合、自分的にはラーメン、餃子、ライスは、注文しないですね。

ラーメン屋の場合は、ラーメンと餃子は、空腹時には食べる組み合わせです。
ラーメンライスは、永らくあり得ない組み合わせとして、食べるのを避けて来ましたが、あるラーメン屋さんが、スープの種類によって、醤油ならおじや風、塩ならお茶漬け風、味噌ならリゾット風と言うのを食べて、評価が変わりました。
それは、とても美味しかったのです(現在は味が落ちてます・・・涙)。

あるラーメン屋さんにある、アローカナと言う鶏の玉子(殻が薄い青色)、モンドセレクション金賞の醤油で食べる玉子かけごはんは、ラーメンのサイドメニューとして美味かったです。

中国の食習慣と言うのは別として、きちんとコンセプトを練って料理を作ると、美味い料理になるんだと思います。

ちなみに、美味いスープ料理の場合、ごはんを注文して、ごはんにスープをかけて食べる、あるいは花巻を注文して、スープに浸して食べるのは、中国人的にアリだと聞いた事があります。

魔神さん

ラーメン餃子ライス、若いうちはいいですけど、この年になると、
食べたあと激しく後悔することになるんですよね、カロリー的胃腸的に。
でも、ラーメン屋で、先に餃子を頼んでビールを一杯、っていうのは
やっちゃいますね。
極端な話、餃子もラーメンもべつに旨くなくてかまわない。
街場の中華屋さんでそうやって過ごすひとときに、
たまらない愛着を感じます。

いまどきのラーメン屋さんでは、シャレオツなラーメンライスがあるんですねえ。
たしかにそれなら旨そうです。
ラーメンと卵かけご飯……うわあ、これも旨そうだなあ!
日本のラーメンは、カレーと同じで独自の進化を遂げて、
「日本食」になってますもんね。
いや、旨ければラーメンライスも全然アリではないでしょうか。

なるほど、中国人も、猫まんまするんですね。
花巻もそういう食べ方があるんだ。
黒猫夜のすいとん(あれは最高だったなあ!)といい、
勉強になります。
コメント、ありがとうございました。

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