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2019年7月 9日

サエキ飯店 目黒

Photo_20190706101701

サエキ飯店

最寄駅は目黒。西口より目黒三田通りを恵比寿方向に進行した道沿いに立地しています。

SNSでも評判を得ている当店へは香港通の友人の声かけにより初訪問。

オーナーシェフは様々な中華料理店で研鑽を積んだ人物ですが、

その経歴の中でも注目したいのが、ワーキング・ホリデー制度を利用しての香港での修業。

オープンは2019年4月ですが、早くも香港迷さんの熱い支持を集めるお店となっています。

さて、木の温もりを大切にした細長い店内はオープンキッチンを前にする

カウンター席とテーブル席でレイアウトされた小体な造り。

イメージしていたものよりカジュアルな雰囲気であります。

複数人の貸切でお邪魔していますが、今回の私の利用はライブ感の伝わるカウンター席。

当店ではシェフが一人で調理を担当し、フロアサービスは女性が1人と、2人体制です。

幹事さんの話では、順徳菜でのおまかせコース(10,000円)でお願いしてあるとのこと。

当日、各人への菜譜の用意はなく、ドリンクは別料金のため、卓上に置かれたメニューから注文。

香港クラフトビールのほか、紹興酒もワインもありますが、なかなかいいお値段であります。

料理は一部を除き、2~3名分の皿で供され、取り分けは各自の作業。

料理名は一部正確さに欠けるかもしれないことをお断りしておきます。

香妃雞

ゆで鶏、ネギ生姜ソース添え。

ルックスは申し分なし!お頭付きで砂肝も乗せてくれています。

たまたまだったと思いますが、私がチョイスした部分は骨周りがレアでした。

かじりついても肉が離れず、諦めると、同席するメンバーが他の皿から肉を分けてくれました。

こちらはきちんと火が通り、望ましい状態ですが、私には下味で擦りこんだ塩が

きつく感じられました。

窩貼大明蝦

蝦多士(エビトースト)。

エビは歯触り豊かにぷりっぷり弾力。おつまみにも嬉しい味わいです。

なお、この蝦多士自体、塩が効いているので小皿の塩は不要かと。

大良野雞巻

順徳料理。説明では豚背脂の砂糖漬けとのこと。

カリッとして脂がじゅわっと。使用はお好みですが、甘っ辛い濃厚ソースが用意されました。

煎蓮藕餅

両面をきつね色に焼いた蓮根のひと口サイズのハンバーグ。香ばしさもご馳走です。

欖菜肉絲四季豆

2種のささげの欖菜(ラムチョイ)炒め。

オリーブの香りにまろやかなコクが食欲を刺激する、ご飯を誘う1品。美味しかった。

こちらはスープ。料理名、直筆のメニューをいただいたのですが、達筆すぎて

私には読めませんでした(泣)。

塩は使っていないとのことですが、烏骨鶏、鶏足(もみじ)、金華火腿などの素材が

その力を存分に発揮し味は濃厚。

漢方食材をふんだんに使った薬膳スープとは味の印象が異なり、

まるでコンソメスープをいただいているようでした。

「蝦醤九蓮花鮮鱿」と記されているように読めたのですが、ヤリイカと韮菜花の蝦醤炒め。

イカはすっと歯が入る柔らかさで、蝦醤使いは妙妙。

風味良くどぎつさのない味わいだから箸が自然と進みます。これも好きかも。

梅菜扣肉

梅菜と皮付き肉の醤油煮。

台湾客家料理の人気店「新竹」さんの骨格の太さを感じさせる梅菜扣肉とは異なり、

ボイルレタスを敷き、梅菜はあられ切りのタケノコも入ったこのソースの中に

身を投じているよう。ちょっと甘めで味わい穏やかです。

陳皮蒸石斑鱼

話によると、香港では红九棘鲈(アザハタ)がポピュラーなのだとか。

切り身での提供ですが、幹事さんが持ち込んだ陳皮のパワーとフレッシュな

ピーナッツオイル効果で味わいまろやか。

これだけ素材が揃えば、味は想像に容易く、模範的で手堅い味です。

姜葱田雞煲

千葉県産の食用蛙を使った葱生姜土鍋煮込み。

鶏肉のようにあっさりと淡白な肉質で、甘からず辛からずの丁度良い味付け。

この日の料理の中でも群を抜く美味しさで、私の中では輝いていましたよ。

このあたりのタイミングでワインにとサービスを受けられたのがレバームース。

極上スイーツのようなリッチな甘さでエレガント。

上湯瑤柱雜菜煲

上湯スープをベースに、塩気は干しエビや金華火腿などの素材から。

激細春雨に具材もたっぷりだから食べさせる力を備えています。

鹹魚雞粒炒飯

〆で用意されていたのは鹹魚雞粒炒飯。

うっかりして写真を撮るのを失念し、食べ始めてしまいましたが、

その最中に、はたと気が付き、急ぎスマホで撮影しました。

油通しをした小切りの鶏肉と鹹魚の炒飯は長粒米を使用。

仕上げにスープをかけ、鍋を煽って提供されました。

私の体調にもよると思いますが、望んでいたハムユイの独特な風味は淡く、

塩気が勝り正直な感想は若干しょっぱい。

同席者のリクエストで追加してもらったのは烏骨鶏スープそばです。

味は塩で調整したというスープに芯にコシのある細麺で、

シンプルを極め具材はなしです。悪くはないのですが、ベースに動物性の出汁が

しっかりと働き濃厚なため、塩の厚化粧分、洗練度が削がれてしまっているように感じます。

甜品はカシューナッツのムースに紹興酒のアイス。

コクのあるふくよかな甘さです。

以上、コース料理にサービスのお茶はありませんでした。

 

会計は、おまかせコース(8,000円)にビール900円、追加のワイン2本を同席の飲酒組

4名で割ったところ、1人当たり 16,340円と、なかなかガッツのいるお値段であります。

私にとってはファーストインパクトが厳しく、総じて塩が強く感じられたのですが

広東料理を根底にした特色のある料理をシェフの感性で伸び伸びと表現され、時には

現地とはまたひと味違った味の切り口で展開してくれるので、わくわく感が生まれ、

シェフとの距離が近いこのカウンター席に「私房菜」的な楽しみが持てるお店だと

実感したのでした。

サエキ飯店
東京都目黒区三田2-10-30 荒井ビル 1F
TEL     03-6303-4735
営業時間/18:00~24:00    
     -店舗情報「食べログ」より-

サエキ飯店広東料理 / 目黒駅恵比寿駅

※幹事さんのお陰で新たなる出会いを得ることができました。ご尽力に感謝いたします。

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