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a-1.広東料理

潮州・福建・飲茶

2019年7月 9日

サエキ飯店 目黒

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サエキ飯店

最寄駅は目黒。西口より目黒三田通りを恵比寿方向に進行した道沿いに立地しています。

SNSでも評判を得ている当店へは香港通の友人の声かけにより初訪問。

オーナーシェフは様々な中華料理店で研鑽を積んだ人物ですが、

その経歴の中でも注目したいのが、ワーキング・ホリデー制度を利用しての香港での修業。

オープンは2019年4月ですが、早くも香港迷さんの熱い支持を集めるお店となっています。

さて、木の温もりを大切にした細長い店内はオープンキッチンを前にする

カウンター席とテーブル席でレイアウトされた小体な造り。

イメージしていたものよりカジュアルな雰囲気であります。

複数人の貸切でお邪魔していますが、今回の私の利用はライブ感の伝わるカウンター席。

当店ではシェフが一人で調理を担当し、フロアサービスは女性が1人と、2人体制です。

幹事さんの話では、順徳菜でのおまかせコース(10,000円)でお願いしてあるとのこと。

当日、各人への菜譜の用意はなく、ドリンクは別料金のため、卓上に置かれたメニューから注文。

香港クラフトビールのほか、紹興酒もワインもありますが、なかなかいいお値段であります。

料理は一部を除き、2~3名分の皿で供され、取り分けは各自の作業。

料理名は一部正確さに欠けるかもしれないことをお断りしておきます。

香妃雞

ゆで鶏、ネギ生姜ソース添え。

ルックスは申し分なし!お頭付きで砂肝も乗せてくれています。

たまたまだったと思いますが、私がチョイスした部分は骨周りがレアでした。

かじりついても肉が離れず、諦めると、同席するメンバーが他の皿から肉を分けてくれました。

こちらはきちんと火が通り、望ましい状態ですが、私には下味で擦りこんだ塩が

きつく感じられました。

窩貼大明蝦

蝦多士(エビトースト)。

エビは歯触り豊かにぷりっぷり弾力。おつまみにも嬉しい味わいです。

なお、この蝦多士自体、塩が効いているので小皿の塩は不要かと。

大良野雞巻

順徳料理。説明では豚背脂の砂糖漬けとのこと。

カリッとして脂がじゅわっと。使用はお好みですが、甘っ辛い濃厚ソースが用意されました。

煎蓮藕餅

両面をきつね色に焼いた蓮根のひと口サイズのハンバーグ。香ばしさもご馳走です。

欖菜肉絲四季豆

2種のささげの欖菜(ラムチョイ)炒め。

オリーブの香りにまろやかなコクが食欲を刺激する、ご飯を誘う1品。美味しかった。

こちらはスープ。料理名、直筆のメニューをいただいたのですが、達筆すぎて

私には読めませんでした(泣)。

塩は使っていないとのことですが、烏骨鶏、鶏足(もみじ)、金華火腿などの素材が

その力を存分に発揮し味は濃厚。

漢方食材をふんだんに使った薬膳スープとは味の印象が異なり、

まるでコンソメスープをいただいているようでした。

「蝦醤九蓮花鮮鱿」と記されているように読めたのですが、ヤリイカと韮菜花の蝦醤炒め。

イカはすっと歯が入る柔らかさで、蝦醤使いは妙妙。

風味良くどぎつさのない味わいだから箸が自然と進みます。これも好きかも。

梅菜扣肉

梅菜と皮付き肉の醤油煮。

台湾客家料理の人気店「新竹」さんの骨格の太さを感じさせる梅菜扣肉とは異なり、

ボイルレタスを敷き、梅菜はあられ切りのタケノコも入ったこのソースの中に

身を投じているよう。ちょっと甘めで味わい穏やかです。

陳皮蒸石斑鱼

話によると、香港では红九棘鲈(アザハタ)がポピュラーなのだとか。

切り身での提供ですが、幹事さんが持ち込んだ陳皮のパワーとフレッシュな

ピーナッツオイル効果で味わいまろやか。

これだけ素材が揃えば、味は想像に容易く、模範的で手堅い味です。

姜葱田雞煲

千葉県産の食用蛙を使った葱生姜土鍋煮込み。

鶏肉のようにあっさりと淡白な肉質で、甘からず辛からずの丁度良い味付け。

この日の料理の中でも群を抜く美味しさで、私の中では輝いていましたよ。

このあたりのタイミングでワインにとサービスを受けられたのがレバームース。

極上スイーツのようなリッチな甘さでエレガント。

上湯瑤柱雜菜煲

上湯スープをベースに、塩気は干しエビや金華火腿などの素材から。

激細春雨に具材もたっぷりだから食べさせる力を備えています。

鹹魚雞粒炒飯

〆で用意されていたのは鹹魚雞粒炒飯。

うっかりして写真を撮るのを失念し、食べ始めてしまいましたが、

その最中に、はたと気が付き、急ぎスマホで撮影しました。

油通しをした小切りの鶏肉と鹹魚の炒飯は長粒米を使用。

仕上げにスープをかけ、鍋を煽って提供されました。

私の体調にもよると思いますが、望んでいたハムユイの独特な風味は淡く、

塩気が勝り正直な感想は若干しょっぱい。

同席者のリクエストで追加してもらったのは烏骨鶏スープそばです。

味は塩で調整したというスープに芯にコシのある細麺で、

シンプルを極め具材はなしです。悪くはないのですが、ベースに動物性の出汁が

しっかりと働き濃厚なため、塩の厚化粧分、洗練度が削がれてしまっているように感じます。

甜品はカシューナッツのムースに紹興酒のアイス。

コクのあるふくよかな甘さです。

以上、コース料理にサービスのお茶はありませんでした。

 

会計は、おまかせコース(8,000円)にビール900円、追加のワイン2本を同席の飲酒組

4名で割ったところ、1人当たり 16,340円と、なかなかガッツのいるお値段であります。

私にとってはファーストインパクトが厳しく、総じて塩が強く感じられたのですが

広東料理を根底にした特色のある料理をシェフの感性で伸び伸びと表現され、時には

現地とはまたひと味違った味の切り口で展開してくれるので、わくわく感が生まれ、

シェフとの距離が近いこのカウンター席に「私房菜」的な楽しみが持てるお店だと

実感したのでした。

サエキ飯店
東京都目黒区三田2-10-30 荒井ビル 1F
TEL     03-6303-4735
営業時間/18:00~24:00    
     -店舗情報「食べログ」より-

サエキ飯店広東料理 / 目黒駅恵比寿駅

※幹事さんのお陰で新たなる出会いを得ることができました。ご尽力に感謝いたします。

2019年7月 3日

華姐私房菜 (ワージエシーフォンツォイ)  巣鴨

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広東料理西點甜點「華姐私房菜

最寄駅は巣鴨。巣鴨地蔵通商店街に立地する当店へは飯友さんとの会食で利用。

週末だったので予め予約の電話を入れておきました。訪問歴のある飯友さんの話だと

以前は中国語オンリーだったようですが、現在は日本語のわかる女性がいるため

すんなりとリザーブできましたよ。

店は地階。雑居ビルの階段を下りた先に

入り口があるのですが、店頭にはお店の冷蔵庫と思われる器具備品が置かれていたり、

ちょっとミステリアス。

これに動じず、引き戸を開け入店すると、すぐ右手にはカウンター席。

奥にはテーブル席もあるものの小料理屋さんの居抜き店舗では?と思える小体な造りです。

今回の利用は奥のテーブル席。隣の先客は広東語で会話されているし、カウンター内のママさん

(おそらく華姐はこの方だろう)やフロアを担当する女性も私達に対応するとき以外は広東語。

また後に入店してきたお客様を見て思ったのですが、当店は広東の方のコミュニティの

場所でもある様子。彼らにとってここはリラックスできる得難いお店なのに、

私達、ちゃっかり利用しちゃっていいのかしら(汗)。

 

さて、以前はメニューも無かったというけれど、今は置かれていて、予約料理では

煲仔飯も紹介されています。

好奇心から、香港の方ですかと尋ねると、広州出身とのこと。

この日、店は2人体制での切り盛りです。

料理はグランドメニューからのアラカルトとオススメを聞き注文しました。

栗子燜雞@950(外税)

飯友さんの到着が遅れるというので、瓶ビール@550とともに料理を1品オーダー。

空酒は身体によろしくないですからね。

私が選んだのは栗と鶏肉の煮込み。微量ですが調味には生姜を使い、柔らかく煮込まれた鶏肉が

栗の甘みとコラボして家庭的で優しい味わい。

この媚びたところのない優しい味に、胃袋も正直に反応し、いいペースで皿は空っぽに。

今回、注文した料理の中では一番気に入ったかも。

腐乳炒通菜

調理には蝦醤と腐乳の2択。

私としては蝦醤を選びたいところだったのだけれど、実は当店を提案してくれたのは飯友さん。

敬意を表し、飯友さんの意向を尊重しなくちゃね。

腐乳は独特の風味もマイルドで、シャキシャキとした通菜(空芯菜)の歯触りを楽しめました。

蘿蔔燜牛腩@950(外税)

フロアを担当する女性にオススメを聞きチョイス。

大根と牛バラの煮込みは、八角が効き調味には柱候醬を使っているのかな。

歯触りを残した大根に、牛バラはほろほろ。

悪くはないのですが、私の中で印象がかき消されてしまうのは肉のパワー不足のせい?

それとも先の“煮込み”と比較してしまうからなのかしら。

ですが、同様にレストラン味とは異なる温もりと優しさが感じられ、これが広東おふくろの味

なのだと感慨に打たれました。

蜜汁叉焼

オススメチョイス第2弾。

一度冷蔵したものをレンチンしたよう。う~む、残念ながら、肉もちょっとパサついていました。

紅豆馬蹄糕

デザートサービスを受けられました。多謝!

手作りの力がキラリと光る、紅豆馬蹄糕はナチュラルな甘さで好印象。

 

会計は追加注文の紹興酒(5年)@1600×2を含め

1人当たり 4,000円ほど。(千円未満四捨五入)

選ぶ料理、またそのタイミングによっては当たり外れもあるかもしれませんが、

東京に居ながらにして、広東おふくろの味が楽しめるお店なので、お好きな方は

訪問する価値があるかと思います。

華姐私房菜 (ワージエシーフォンツォイ)
東京都豊島区巣鴨3-33-6 GSハイム巣鴨 B1F
TEL     03-5980-8816
営業時間/月~金 17:00~22:00 土・日 11:30~15:00 17:00~22:00
定休日    水曜日     
     -店舗情報「食べログ」より-

華姐私房菜広東料理 / 巣鴨駅大塚駅前駅庚申塚駅

2019年5月27日

亜細亜 (アジア) 五反田

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廣東料理「亜細亜」 (アジア)再訪

仕事帰りの一人飯であります。

生ビール(中)@500の友に選んだのは勿論、絶大な人気を誇る焼賣。

焼賣(シウマイ 2ケ)@250

口の中でとろけるような肉餡は大き目にカットされたタマネギとよく練られた

ミンチ肉の自然な甘みで優しくふわふわ。

口の中でのとろけ感がたまらなく愛おしいのであります。

五目ワンタンメン@1,100

五目という文字からワンタンの餡の具材が5種かと勝手に思ていたのですが、

いざ運ばれてくると麺が見えないほどに乗せられた具材にびっくり。

イカ、エビ、豚肉、叉焼、タケノコ、白菜、キクラゲ、ニンジン、などの

豊富な具材をかき分け探り出すと中太タイプの麵は角ばっていて、歯触りしっかり。

塩味ベースのスープは、味変を楽しめるようサーブ時に辣油を置いてくれるので

使用はお好みで。

ワンタンは皮がとろっとろで餡は肉のみ。

先ほどのたっぷり具材のほかにこのワンタンが5個入っていますので、

ボリュームに長け、食べ応え十分。お腹もしっかり満たされました。

亜細亜 (アジア)
東京都品川区東五反田1-13-9
TEL     03-3441-7824
営業時間/11:30~14:00 17:30~22:30(L.O.21:45)
定休日    木曜日    -店舗情報「食べログ」より-

亜細亜広東料理 / 五反田駅大崎広小路駅高輪台駅

2019年4月30日

慶和楼(ケイワロウ) 鶴見

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広東房「慶和楼」(ケイワロウ)再訪

グランドメニューからのアラカルトチョイス。

瓶ビールを注文後、供されたのは搾菜。これをつまみながら料理の出来上がりを待ちます。

炸蝦丸(エビすり身揚げ団子)3ケ @450

いつものように衣カリカリのすり身揚げに。

おすすめメニューからも1品選んでいます。

豆腐海蛎锅(カキと豆腐の土鍋煮込み)@980

土鍋煮込みに中華的なおかず力を期待していたのですが、さらりとした味噌スープが

たっぷりで見た目も味も和テイスト。

自分がイメージしたものと違うため、はじめは戸惑いましたが、

頭を切り替え、こちらは具だくさん味噌汁としていただくことにしました。

冬菇炒面(シイタケ入り焼きソバ)@820

肉厚の冬菇が惜しみなく入った風味豊かな焼きソバは、ほんのりと甘めの味つけで、

ちょっぴりこってりしているところも含め、想像していたとおりの味わい。

食事はもちろん、酒のつまみにも一役買ってくれるのでのん兵衛の心強い味方です。

慶和楼(ケイワロウ)
神奈川県横浜市鶴見区豊岡町21-7 第2野木ビル
TEL     045-585-5155
営業時間/11:00~15:00 17:00~23:30
定休日    第2・第4火曜日    -店舗情報「食べログ」より-

慶和楼広東料理 / 鶴見駅京急鶴見駅

2019年4月23日

中山菜館 反町

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廣東料理「中山菜館

最寄駅は東急東横線「反町」

飯友さんとの会食にあたり、拙ブログにコメントを寄せてくださった

読者さん情報をもとに当店を提案し現地集合。

はじめて降りる駅でしたが、改札を出て正面の国道1号線沿いに立地しているので

迷うことなく入店することが出来ました。

表のエメラルドグリーンのひと際目を引く看板から期待を寄せたとおり、

店内は現地っぽい雰囲気がむんむん。早くも、このローカル臭に胸が高鳴ります。

カウンター席とテーブル席でレイアウトされ、食べログによるとその席数は23。

見ると厨房のシェフとフロアを担当するおばさんの2人で切り回している様子なので

これぐらいの席数で丁度良いのだと思います。

一足先に着いてしまったので瓶ビール(キリン)@500を注文し、グランドメニューに

目を通すと、なかには一般的な中国料理の紹介もありますが

ちゃんと廣東のツボを押さえてくれる料理もあり、しかもお値段がめっちゃ良心的なのです。

そして、入店時から厨房前に吊るされた焼物が気になっていたのですが、料理選びの最中に、

おばさんから「アヒルと鶏は今日作った」という話も聞けたため

チョイスしたのは以下の3品です。

烤鴨(焼き鴨)@1,200

梅ジャム(蘇梅醤)ソース付き。

臭みなく、皮はパリッと身はすこぶるジューシー。

焼味を提供する香港の街場のお店と比べると量が少なく思えるかもしれませんが、

このお値段でこの量ならとても優秀です。

下味で塗り込まれた塩の加減も申し分ないので、ソースなしでもバクバク食べれてしまう。

旨い旨いを連発して飯友さんと多幸感に浸りました。

炸大肠(ホルモンのパリパリ揚げ)@980

大腸は冷めてくると脂っこくなるから温かいうちにとサジェスチョンあり。

スイートチリソースは別皿でいただけると嬉しかったのですが、キュウリと白ネギを

サイドにソースをかけた状態でサーブ。

香ばしく揚がった大腸を噛むと、お掃除後の脂肪部分がじわ~っと口に広がり

ピリっとした甘辛さがシンクロしてくる感じ。

また、生活臭はほとんど気にならず、旨みへと転じていました。

蒜蓉炒生菜(レタスのニンニク炒め)@1,000

レタスは1個分ぐらいは使っているのでは、と思うほどのボリュームに歓喜。

こうでなくっちゃね。

2人でシェアしても余り有る炒めはニンニクがきっちり効き、現地の食堂で

食べているような骨太さを感じました。

 

さて、カメ出し紹興酒もありましたが、ドリンクはリーズナブルな紹興酒(ボトル)

@1,500×2を追加注文。会計は3,500円ほど。

のん兵衛なので変わらず飲み代が会計を圧迫していますが、焼味をつまみに

ガッチリ飲んでも、このお値段なら財布に余力を残せます。

ローカルさが漂う店内の雰囲気に焼味。

以前、香港(九龍側)の燒臘店で食べた夕飯を思い出してしまいました。

またお邪魔したいなあ。

中山菜館
神奈川県横浜市神奈川区松本町1-2-1
TEL     045-322-0124
営業時間/11:30~14:00 17:30~24:00
-店舗情報「食べログ」より-

中山菜館中華料理 / 反町駅神奈川駅東神奈川駅

※ヨン様、ご紹介有難うございました。

2019年3月25日

中華料理 龍城  上野

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中華料理「龍城」(リュウジョウ)

最寄駅は上野。東上野口を出て、浅草通りに向かうと道沿いに立地し、

ネオン看板も目立つため土地勘のない私もあまり迷うことなく到着できました。

さて、当店のオープンは2019年1月。広東料理を主軸とした新店です。

料理は幹事さんにお任せですが、広東料理の特徴を押し出したものを現地の味付けで

リクエストしてくれていると聞き、好奇心をそそられています。

2階、ターンテーブルの付いた円卓を使用。

料理は大皿で供されるものと各人ごとのポーションで供されるものが

入り混じったスタイルです。

蜜汁叉燒・廣東烤鴨

蜜汁叉燒は直球ハチミツ型ではなく、ほんのりとした甘さを感じる程度で

強いインパクトはなし。また、鴨のローストは少し素材力の弱さを感じたのですが、

定番のプラムソースをつけることで味の底上げが成功したように思います。

風沙鮮蝦

ローストしたパン粉にスパイスを混ぜ込んだパウダーは唐辛子やニンニクが効いて

ぴりっとスパイシー。ふりかけはもちろん、このまま酒のつまみになるのだから

この香ばしパウダーは有り難い。

主役の海老は殻ごと食べれるぐらい柔らかく、その身の甘さが活かされていました。 

韭菜鮮蝦餃・廣東燒賣

點心は下味がついていますから何もつけずにそのままで。

対面時、その風貌から小さな違和感を覚えたのが焼売。

お肉感たっぷりですが、私のイメージした廣東とは違いました。

水晶のように透明な皮(澄麺皮)からは具材の色味が透けて見え、もちもちとして吸い付くよう。

中にはニラと形状を残したエビが包まれていて、歯を入れた瞬間にニラの匂いが

ガツンと広がる感じ。お口のエチケットが気になるところですが、

この2種から選ぶとしたら、韭菜鮮蝦餃かな。

鮮蝦腐皮卷

湯葉で海老と黄ニラを包み蒸したもの。

オイスターソースががっちり主張したものではなく淡い味付けで提供されてます。

雪菜蒸鱼球

スズキの切り身に雪菜を乗せて蒸したもの。湯葉巻き同様にたれの味も淡く控えめ。

豆豉蒸排骨

隠れてしまっていますが、下にはカボチャと湯葉がひっそり同居。

調味には豆鼓、唐辛子、ニンニクを使っていますが、排骨からのコクと旨みが合わさり

丸みのある味わいで、肉を剥がすように噛り付いて食べるのが美味い。

鹹魚雞粒豆腐煲

鹹魚(ハムユイ)独特の風味は控えめ。塩味をベースにした優しい味の煮込みです。

腐乳炒生菜

たまたまなのかもしれませんが、やや水気が多く腐乳独特の風味が薄まっている

ような感じに思えます。私としてはもう少しコクとパンチが欲しいところでありました。

豉油皇炒麵

ぼそぼその極細麺に甘みのあるお醤油は相性抜群。

具材もシンプルで着飾らない風体も現地っぽくって好感度が上がります

ああ、辣椒醤(チリソース)が欲しい。

椰汁西米露

タピオカココナッツミルク。

今回、舌の肥えた参加者さんに向けシェフも広東料理の特徴と言える、

素材の旨味を活かしたあっさり味に意識が集中されたよう。

正直なところ、そこにぴたりと味があてはまるものもあれば、ほんの僅かでは

ありますがブレを感じるものもあり、味のトーンが平坦に収まってしまったという

印象がありました。あるがままのシェフの持ち味を注いだ廣東料理は“清淡”という

くくりにあてはまるのかはわかりませんが、もっとメリハリが利いているのかもしれません。

機会があれば、宴会とは別にお邪魔してみたいと思うお店でした。

中華料理 龍城
東京都台東区東上野3-39-5 第一地所ビル1~2階
TEL     03-3834-7988
営業時間/11:00~15:00 17:00~23:00
定休日  なし    -店舗情報「食べログ」より-

中華料理 龍城中華料理 / 上野駅稲荷町駅京成上野駅

※今回も幹事さんのご尽力に感謝いたします。

2019年2月25日

南粤美食(ナンエツビショク) 横浜中華街

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南粤美食」(ナンエツビショク) 再訪。

2階席を利用しての農歴新年會。

提供料理はスッポンと名古屋コーチンを使った豪華火鍋の2本立て。

(※幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。通常メニューとは
異なります)

宴のスタートに際し、幹事さんがスタッフさんへ配った利是袋のお陰もあり

お店からふるまい酒の靈芝酒をもらいましたが、漢方ど直球の強いお酒で

さすがの私も飲み干すのに時間がかかりました。

さて、火鍋ですが、予めカセットコンロや具材が用意されており、

メンバーが揃ったところで、厨房で準備をすすめていた鍋が運ばれてきました。

鍋底に潜むものは「薑、花旗參、杞子、龍眼肉、紅棗、淮山、北茋」(幹事さん記録より)。

スッポン

後に聞いたところ、6匹使用したんですって。うひょひょ。

名古屋コーチン

ブツ切りの山に闘志がみなぎります。

カセットコンロは2台。スッポンと名古屋コーチンをミックスさせて作るのかと

思っていましたが、火鍋はスッポンとコーチンに分け、別々に仕上げるんですって。

ここからはお店のお母さんがつきっきりで鍋の世話をしてくれます。

食べごろになった具材は大皿に移し、順番へ各自に回します。

鍋のつけタレは口当たりまろやかな醤油ベース。

ここに好みで唐辛子を入れ、辛味を調整します。

名古屋コーチンのシコシコとした健やかな身肉も素晴らしく文句のない美味さですが、

女性陣の熱い視線を独り占めするのは、やっぱりスッポン!こいつのエンガワであります!!

もちっとしてねっとり、コラーゲンをダイレクトに摂取している感じがたまらなく贅沢で素敵。

カボチャや長芋。コラーゲンを活かすためにはビタミンCもしっかりと摂らなくてはね。

姿を表した様々な漢方食材たち。後半でですが、北茋以外はタレをつけて食べれましたよ。

〆は伊府麺。

具材の旨味で味を深化させたスープでいただきますが、麺を投入するとなると

やや薄ぼんやりとして味の輪郭が弱い気も――。

そこで手もと塩を活用。味がきりっと引き締まり、美味しさもくっきりと浮き立ちます。

デザートは紅荳沙湯圓

甘さ控えめ。もちもちの白玉団子の中にはとろ~り黒ゴマ餡。

この素朴な味わいに思わず頬も緩みます。

 

今や当店は行列必至の横浜中華街の人気店。

週末などは予約が無ければ入店も厳しい状況ですが、采配に長けた幹事さんのお陰で

厳選食材を使った2つの火鍋をメンバーとともに楽しめ、身体も心もホカホカ温まりました。

南粤美食 (ナンエツビショク)
神奈川県横浜市中区山下町165-2 INビル
TEL     045-681-6228
営業時間/11:30~23:30(LO)
定休日 不定休     -店舗情報「食べログ」より-

南粤美食広東料理 / 元町・中華街駅日本大通り駅石川町駅)  

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。

2019年2月14日

龍鳳(リュウホウ) 伊勢佐木長者町

Photo

中国料理「龍鳳再訪

某日は当店と深い親交を持つ幹事さんのお声がけによりメンバーを集っての春節宴会。

料理は幹事さんにお任せで、詳細な内容構成はわからない

ミステリーなお楽しみ会食であります。

当日、菜譜の用意はなく、大皿で供され、サーブ時にも細かい説明はありませんでしたから、

記録の正確さに欠ける点はご容赦ください。

焼き物盛り合わせ

脆皮焼肉(皮付き豚バラ肉の焼物)と叉焼。

脆皮焼肉はクリスピーポークまたはクリスピーローストポークとも表記される焼き物。

肉に塗り込んだ塩の加減も良く、カリカリに香ばしい皮目とバラ肉の柔らかさが

食感の対比として楽しめ、脂身にナチュラルな甘みを感じます。

叉焼は味付け自体は悪くはないのですが、ちょっと噛み応えがある感じ。

個人的に軍配を上げるとしたらクリスピーポークかな。

佛手瓜と胡瓜、白菜の甘酢漬け

甘酸っぱさが箸休めにも役立つ1品。

手抜き感はなく、真面目に作ったことが伝わる飽きのこない味です。

砂肝の冷菜

臭みのない砂肝はシャクっと軽快な歯触り。

胡椒をピリッと効かせ、酒のつまみに嬉しい冷菜です。 

腸詰め

甘さに強いクセがなく、こなれた旨さを発揮。一本筋の通ったバランスの良い味わいです。

豚足

幹事さんのお話によると調味には南乳を使っているよう。

この匙加減が見事で、南乳の風味が突出しすぎず、コクを生かして

タレは甘からず辛からず、絶妙な塩梅。ピーナッツとの相性も抜群です。

こんな美味しい豚足は久しぶりだわ。

ぷるぷるとろとろとはこの豚足のために使う言葉だと心底思いました。

(レンタロー) 南乳猪手。基本と伝統に忠実な広東料理に好感度がぐいぐい上がるだ。

春菊と塩漬肉スープ

飾り気のない普段着なルックスに好奇心を煽られます。

目視できた具材はたっぷりの春菊とスペアリブ、ハト麦。

骨付き塩漬肉のエキスが入り込んだスープは、味に深みがあり、春菊の香りが食欲をそそる。

漢方っぽいスープと言うより家庭的な温かみを感じさせる味でしっかり美味い。

春菊は大好きなのでお替わり3杯いただきました。

髪菜とドンコの旨煮

春節ですから、縁起の良い食材、髪菜が使われています。

周りをチンゲン菜で囲み、ドンコに絡め合わせるようにして提供。

髪菜自体にクセは無く、甘めの煮込みで古典的な味わいにほっと落ち着きました。

これ、美味しいわあ。この日の宴会料理の中でも記憶に強く残りました。

話梅。温めた紹興酒にといただけましたが、この独特な甘みと風味は私の苦手とするところ。

個人的には、紹興酒ではなく料理に使いたいアイテムであります。

巻揚げ

きつね色に揚がった皮にみっちり詰まった具材はその形状を残しパワフル食感。

カット檸檬とセットされた塩胡椒をつけて。完成度の高い巻揚げでした。

ホタテ貝柱と海老しんじょ揚げの旨煮

ウドと絹サヤをチームメンバーに、肉厚ホタテとしんじょ揚げはエビ感たっぷり。

塩味をベースに海鮮の旨味も加勢し、淡くではなく、はっきりした味付けです。

清蒸魚

黄ハタを使用。

参加メンバーさんに教えてもらったのですが、当店はしいたけソバが美味しいことで

お客様の高い定評を得ているのだとか。

頂には、それを明示するように、ネギ、香菜のほか、スライスしたシイタケも。

タレにシイタケの風味が入り込んでいるため、通常のものとは趣の異なる味わい深さで

黄ハタはふっくらとして身離れが良く、しっとり。火入れの妙が光ります。

広東ダック

お披露目後、広東ダックは肉付きで提供。甜麺醤ベースのタレもセットされ、

綺麗に焼けた薄餅に薬味はキュウリと白髪ネギです。

久しぶりに手巻きにトライ。

北京ダックと広東ダックの明確な違いは難しいのですが、一般に皮のみの

削ぎ切りが北京ダックで皮と肉の両方が広東ダックとして分けると

私自身、この料理ばかりは断然北京派。

他店のことで申し訳ないのですが「北京遊膳」さんのそれが理想なのです。

したがって、薄餅に巻いたのは肉からはぐれた皮とタレと薬味。

バリッという擬音がないのは承知の上。がぶりと噛り付くと皮はしっとりとして

脂もじゅわっと。タレの甘さも相まり、けっこうずっしりとお腹にこたえるので1つで十分。

傍らでアヒルの肉付き部分を別に食べましたが、肉の味が濃く、文句なしに美味い。

ああ、プラムソースが欲しい。

海蛎炒飯

秋冬季限定のスペシャリテ。聞くところではもち米炒りなのだとか。

青菜とミックスさせた風貌は上海菜飯っぽくもあり、期待値も高まります。

甘辛く味付けした牡蠣をソースごとかけ、仕上げに粉山椒を散らした炒飯は

おこわのようにもっちりとして、山椒の香りに甘辛さがマッチ。

家常的な温かみも兼ね備えた季節ならではの味でした。

文旦の皮入りプリン

手間をかけ、皮は苦みを抜き、果肉とともに使用。

皮に微かに残る苦みが甘さを引き立て、ホイップクリームとも好相性。

混ぜて食べるととても美味かったです。

 

以上が春節宴会での料理。

日本人の舌に合うよう程よく融合させた味がお得意なのだ、

とばかり思っていましたが、基本と伝統に忠実な広東料理に脱帽。

本場感溢れる料理に通常ではわかり得ぬ店の真価を再認識できたように思います。

龍鳳
神奈川県横浜市中区長者町7-112 伊勢佐木センタービル2F
TEL     045-261-0308
営業時間/11:00~15:00 (L.O.14:15) 16:30~22:00 (L.O.20:50)
定休日    水曜日    -店舗情報「食べログ」より-

龍鳳中華料理 / 伊勢佐木長者町駅日ノ出町駅関内駅)  

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。

2019年1月28日

美楽一杯 新館 (ミラクイッパイ) 横浜中華街

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中国広東家庭料理「美楽一杯 新館再訪

中華街での2次会に利用。

夜の営業にはまだ早い時間帯ですが、クローズの札が見当たらなかったので入店。

「やっていますか?」

1階席のフロアにいたシェフに尋ねると、人懐っこい笑顔で快く迎えてくれたのですが、

ひょっとしたら、これから食事??

厨房近くの卓上にある買い物袋が気になるけれど、シェフは私達への対応を優先し、

オーダーをとり、酒を用意してとお一人ですべてをカバー。本当に頭が下がります。

紹興酒はこれが美味しいよ。と勧めてもらったのは北門通りの店でも飲んだことのある

可愛らしい陶器入りのもの。お値段は同様に800円で、サーブ時には話梅も。

お通しの塩ピーナッツをつまみながら軽くおつまみを1品。

広東風あさり炒め@800

タマネギ、ピーマン(赤・緑)も参加していますが、かさ増し的な要素はなく、

主役のあさりもたっぷり。調味にはニンニク、生姜などを程よく使い、あさりの

エキスが物足りなさのない旨味を実現させ、味に丸みを感じます。

ついつい箸がのびる気安い美味しさに紹興酒は3本空けてしまいました。

お酒中心の注文にも快諾してもらえ、私達としてはとても助かったのですが、

このままでは少し申し訳ないような気がします。

帰宅する頃には空くであろうお腹に備え、ちまきのテイクアウトを申し出ると

後半から店に出てきたママさんの話では、完売なのでこれから仕込むとのこと。

見ると、その言葉を裏付けするように卓上には大きな容器がセットされていて、

どうやら先ほどの買い物袋の中身は、そのための食材が入っていた模様。

タイミングが悪く、買い求められなかったのは残念ですが、きちんと手作りして

いることを知り、次回訪問の際の楽しみが増しました。

会計は1人当たり1,700円ほど。

あの小さい紹興酒の陶器が気に入ったので、空いたものを1個だけ持ち帰りたい、

とお願いすると、割れないように箱まで渡してくれましたよ。優しいなあ。

当店は観光地価格とされる横浜中華街においてもリーズナブルに広東家庭料理を

楽しめる庶民派良心店。それだけではなく、シェフもママさんも人当たりが良く、

接客もアットホームだから、ほっと癒され心までほかほかと温かい気持ちになれるのでした。

美楽一杯 新館 (ミラクイッパイ
神奈川県横浜市中区山下町139 東光ビル新館
TEL     045-212-0208
営業時間/11:00~24:00
定休日    不定休     -店舗情報「食べログ」より-

美楽一杯 新館広東料理 / 石川町駅元町・中華街駅日本大通り駅)  

2019年1月26日

徳記(トッキ) 横浜中華街

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廣東料理「徳記」(トッキ)再訪

利用は平日の13時を回った頃。

フロアを1人で切り回すおばさんから4人掛けのテーブル席に着くよう

指示を受けられました。

瓶ビールを注文すると矢継ぎ早に料理オーダーの催促。

昼の営業を閉めるからだという。

以前記した料理と印象が変わらないものは、その細かい記録を省きます。

焼売(シュウマイ)(平日のみ)@520

平日のみということでお願いしましたが、見た目通りのレトロ系シュウマイで

辛子が似合うタイプ。限定メニューに期待を寄せたチョイスでしたが平凡でした。

春巻(五目野菜入り)4本@820

ぷっくりと膨らみ、きつね色に揚がった春巻は豚足と見紛うほどの風貌で傑作中の傑作!

バリバリバリ!と心地よい音をさせる皮は変わりませんが、今回は五目具材が

ダークブラウンに染まりこってりとして甘め。

もともと味付けはしっかりしていましたが、ちょっと重たくなった感じ。

たまたまなのか、これが本来の味なのかは不明です。

豚脚麵(とんそくそば)@1,030

刻みネギの浮かぶ端正なビジュアル。正しい醤油味のスープは雑味を感じさせず、

コラボする自家製平打ち麺がずば抜けて美味い。

途中から豚足の皿に麺をつけ“つけ麺風”でいただくのがお店推奨の食べ方ですが、

私はやっぱり別々に食べたい。

牛腩麵(牛ばらそば)@820

醤油味スープに自家製平打ち麺。

青菜も少量トッピングされていますが、はじめから南乳を効かせた牛ばらを乗せている分、

醤油スープの澄んだおいしさが削がれているように思います。

唯一無二の味を提供してくれる店ですが、正直なところ、おばさんはぶっきらぼうで

愛想が良いとは言えず、人によっては重々しい空気を感じることも。

しかし、それも含めてが昭和から続く当店の味、おばさんは距離が縮まると

とってもフレンドリーだし、常連さんに深く愛されている店なのであります。

残念ながら、私はこれで訪問する機会は最後。豚脚麵は最高に美味しかったです。

徳記 (トッキ)
神奈川県横浜市中区山下町166

徳記中華料理 / 石川町駅元町・中華街駅日本大通り駅)  

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