2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

ランキング

検索窓

  • Loading
無料ブログはココログ

a-7.中華料理全般・その他

2019年7月22日

蓮香(レンシャン) 白金高輪

Photo_20190720154701

中国料理 郷村菜 蔬菜「蓮香再訪

今回のシェフの旅は新疆ウイグル自治区。お任せコースは下記の通りです。

盛り合わせ

①じゃがいもの生フェンネル風味<茴香土豆>・・・フェンネルの香りをまとうじゃがいもは
 別次元の美味しさへ到達。飽きの来ない味わいです。

②ウイグルのレーズン・人参・スパイスサラダ・・・クミンが香る千切りニンジンのサラダは
 スパイス使いの妙が冴え、ご馳走へと昇華。 

③マンボウの腸の冷製・怪味ソース掛け・・・怪味ソースはピリッとした辛さの中に
 ゴマの風味も感じられる、まさに複雑な味わい。
 千葉産の旬の恵み、歯触りのよい腸の冷製にも好相性です。

④レタスの黒酢風味熱油掛け・・・黒酢の使用も味にとがったところがなく、まろやか。
 また、ニンニクも効いているため、食欲のそそり方が半端ない。
 “無限サラダ”という表現が相応しいかも。

⑤羊のスパイス焼きクミン醤油・・・長野産の肩ロースはきちんと火が入っているのに
 ジューシーで柔らか。素材の素晴らしさもさることながら、技量の確かさがうかがえ、
 このままでも何ら不足のない美味しさですが、クミン醤油のちょい漬けで
 味が引き締まり二度美味しい。

白骨空芯菜ウイグルドライトマト炒め

炒めには、ニンニクと鷹の爪も使い、ドライトマトは思ったほどカリカリではなく

セミドライトマト風。酸味が強調したものではなく味にまるみがあります。

中国野菜の白骨空芯菜のシャキッととろっとした食感がたまらなく、また

今宵も迷いのない強火炒めで油が「乳化」していますからオイルも旨いのです。

新疆式<辣子鸡>ウイグル式鶏の山盛り唐辛子炒め

現地の味をベンチマークするには、唐辛子を惜しみなく使う。それが、この料理のポイント。

話によるとウイグルの辣子鶏は山椒無しなのだそう。

使用している唐辛子は食べられるもの、というので、さっそくチャレンジ。

香ばしくて美味し~!と調子に乗って食べていたら、3本目にその時はやってきました。

中ほどの胎座が付着した種のあたりに突然辛味を感じ、ひーはー炸裂。

それでも美味しかったから、恐る恐るではありましたが5本は食べちゃったかな。

鶏肉は「虞妃」さんと同様、大ぶりカットの唐揚げ。カリッとして肉はふっくらジューシー。

どっさりの唐辛子の中からお宝探しのように小さなカリカリ唐揚げを掬い上げる食べる

辣子鶏も悪くはないのですが、肉の旨味を味わえるこの大きさがご馳走サイズです。

ふくろ茸のオムレツ<草茹炒蛋>

オムレツは玉子のコクに、だし巻きのように下味がついていて、ふわふわとろっと

滑らかで優しい口当たり。このふわとろ感の巧みさに心が躍るのであります。

羊と葱の強火炒め<葱爆羊肉>

先ほどの肩ロースとは異なる、赤身のような肉の力強い旨みがあり、

白飯を欲するピリ辛濃厚味。

コース料理の中で、きっちり味の強弱をつけているから食べる楽しみが継続するのです。

新疆高級キノコ<巴楚茹>とエビ塩炒め

エビは衣をつけて揚げたものをピーマン(赤・青)とウイグルの高級キノコと

炒め合わせています。この巴楚茹は別名“接待キノコ”とも呼ばれ、

文字通り接待時にしか登場しないラグジュアリーなキノコ。

貝のようなシコシコ食感で噛むと味がしっかり。

ほかのメンバーと協調しないわけではないのですが、歯触り、味わいともに豊かで

その存在感は絶大。この炒めの主役をエビからもぎ取っていました。

ラムチョップ

シェフのサジェスチョンにより加えてもらった料理。

こちらはニュージーランド産のラムチョップによるスパイスグリル。

添えられた生タマネギと交互にいただくようアドバイスを受けられました。

香り高く臭みなし。この点では共通ですが、国産の羊肉にはフレンチレストランで

いただくような繊細な美味しさを感じられたのに対し、こちらはぐっと味が

濃厚で羊肉の旨味がたっぷり。より野趣溢れる味を楽しめました。

各人の好みによるもの、と思いますが、私としてはこのニュージーランド産の

ラムチョップが今宵の1等賞!間違いなく癖になる美味しさです。

(ノブロー&レンタロー) うんめえー!!羊肉の脂がじゅるじゅるだで~

ナスとトマト ウイグル族の家庭風<家常双茹>

お任せコースも終盤。〆の飯に合わせてサーブされたのがナスとトマトの炒め。

淡い味付けで素材の持つ自然な甘みが生きた家常菜が提供。

そして、カザフスタン式のポロが登場。

旅の収穫として現地で教わり舌に記憶させたものが、このカザフスタンスタイルの

炊き込みご飯なのだそう。

香りがふわっと立ち上がり、羊の旨みエキスが生きたポロはナチュラルな味わいで

源流を感じさせ、最後の料理もシェフが体感した味を共有させてもらえました。

ウイグルのドライフルーツのせヨーグルト

クラッシュナッツも食感のアクセント。語る必要もないかと思いますが、

ドライフルーツとヨーグルトの相性は抜群。デザートとして出してもらえたことで

コース料理の満足度もさらに高まりました。

私にとって、またお邪魔させてもらいたい1軒であります。

(ノブロー) おまけでもろうたんはラクダとヤギのミルクアメ?かな。
       クセのない味だけんど、カッチカチに硬いんだ。

蓮香(Renshan)
東京都港区白金4-1-7
TEL     03-5422-7373
営業時間/18:30~21:00(L.O)
定休日    不定休     -店舗情報「食べログ」より-

蓮香中華料理 / 白金高輪駅白金台駅広尾駅

2019年7月17日

DRAGON酒家 横浜

Photo_20190714115101

6月の某休日、横浜駅東口「マルイシティ横浜」8Fの

ポケモンセンターヨコハマへ遊びに行ってきました。

(レンタロー) ほんで、また、管理人は新しいぬいを迎えただよ。

帰りにランチをと思っていたのですが、横浜駅周辺の飲食店は地上も地下も長蛇の列。

なんとか並ばずに入店できるお店はないかと探しているうちに西口まで来てしまいました。

天気は雨、時刻は13時30分を回っていたのではないかしら。

完全にランチ難民となった私達の視界に入ってきたのが「DRAGON酒家」の看板。

「あ、ここ知っている。

横浜で機会があればお邪魔してみたいと思っていたチャイナビストロだよ」

渡りに船とばかりに入店を決め、1階の店員さんに利用を申し出ると2階席に

指示を受けられました。

小体な造りの店内はカジュアルなチャイナビストロ色全開!

2名でレイアウトされたテーブルに、奥には円卓も用意され、利用人数に応じた

柔軟さを備えています。

さて、ランチメニューもありましたが、聞くとグランドメニューからも注文可能とのこと。

当初は食事でお店を探していたのですが、やっと一息つける場所に落ち着けたので

お酒を飲みながら料理をつまもうと連れとも意見が一致。昼から中華飲みに突入です。

駿河湾旬魚の香港風カルパッチョ@980

カルパッチョに使用する魚は仕入れ先を厳選。日によって変わるそうです。

この日は2種類、香味野菜に揚げワンタン皮とクラッシュナッツを散らし提供。

1種は醤油ベースのタレに漬け込まれおり味が濃厚。

私が期待した香港風とは少し異なるものでした。

クリスピーローストポーク@880

肉に下味の塩以外に調味料を感じ、こちらも漬けに近い状態。

肉はパサパサではありませんが、皮目のクリスピー感がどうもしっくりとこず。

しかしながら、メニューは豊富で中国料理の系統分類にこだわらず、気軽に料理と

お酒が楽しめる今風な使い勝手の良さは当店の大きな魅力。

昼の利用でしたが、夜の賑わう様子がイメージできました。

DRAGON酒家
神奈川県横浜市西区北幸2-5-21 73ビル 1F~2F
TEL     050-5869-5694
営業時間/全日ランチタイム:11:30~15:00(ラストオーダー14:30)
     平日ディナータイム:18:00~23:45(ラストオーダー23:00)
     土曜日ディナータイム:17:00~23:45(ラストオーダー23:00)
     日・祝ディナータイム:17:00~23:00(ラストオーダー22:00)
定休日    無    
     -店舗情報「食べログ」より-

DRAGON酒家中華料理 / 横浜駅平沼橋駅新高島駅

2019年6月20日

沙県小吃(サーシェン・シャオチ―) 横浜中華街

Photo_11

横浜中華街、福建路より入った「福満園餃子バル」の跡地に

中国の大型ファストフード店「沙県小吃」(サーシェン・シャオチ―)が

オープンしているという話を聞きつけ、連れと共に初訪問。

外観、店内の雰囲気ともにカジュアルで、客席はテーブル席でレイアウト。

入口を入ってすぐ右手に券売機があるので、

まず食券を買い求め、店員さんに渡し、空いている席に着座しました。

メニューにはセットものもありましたが、軽くビール(瓶ビール@500)も飲みたいので

豚足(鹵猪蹄)@280

一品料理をチョイス。塩揚げピーナッツはサービスとのこと。

豚足には使い捨て透明のビニール手袋が付きます。

スリムな豚足ですが、中華スパイスも控えめで食べやすいものでした。

牛バラ米線(牛腩米線)@750

店の“四大金剛”に君臨するワンタン(扁肉)、バンメン(拌面)、蒸し餃子(柳叶蒸餃子)、

蒸しスープ(炖罐)も気にはなったのですが、当店ビギナーの私は牛バラ米線(牛腩米線)から。

牛バラはひと口サイズの肉がころころ入り、私がイメージしていたものよりぐっと軽食っぽく、

また、センセーショナルだったのがミックスベジタブルの存在でした。

経験値の低い自分にはわかり得ないものですが

これが大陸のファストフード仕様というものなのかしら。

あっさり味なので卓上に置いてある沙県ラージャンを投入。

辛味と塩気の味変効果でつるんとした喉越しの米線を楽しめました。

揚げ豆腐の肉詰(金包銀)3ケ @480

追加注文の十年紹興酒@1,080のつまみに選んだのは、中華街店限定という

揚げ豆腐の肉詰(金包銀)。それなりにボリュームを感じられます。

予めタレをからめていますが、淡い味付けのため、ここではサイドに添えられた

ニンニク入りの黒酢たれが活躍。

 

世界最多の店舗数を展開する中国のファストフードチェーン店。

一部かもしれませんが、その味を体感することが出来るので

話のタネに一度は訪問するのも面白みがあるかと思います。

沙県小吃
神奈川県横浜市中区山下町211
TEL     045-264-8152
営業時間/月~日、祝日、祝前日: 11:00~23:00
(料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:00)
定休日    不定休     
https://shaxian.owst.jp/

沙県小吃中華料理 / 石川町駅日本大通り駅関内駅

2019年5月31日

銘華城 (メイカジョウ) 鶴見店

銘華城」鶴見店。

鶴見駅西口「ツルミフーガ2」 4Fに出店している中華料理店です。

某日のランチに利用してみました。

店頭に出されている日替わりランチの情報を確認後入店、

客席は喫煙・禁煙と分煙されています。

日替わり定食@800

日替わり定食は2種、そのうちの牛バラカレー飯をチョイス。

中華料理店のカレーは大好きなので、特に目当ての料理が無いときは、

必然的に優先順位があがるのです。

角盆にたまごスープと大根サラダ、杏仁豆腐がセットされた状態でサーブ。

緩くとろみのあるカレーあんには、牛バラ肉のほか、タマネギ、ピーマンなどが加勢し

ライスに対する分量もほどほどですが、油が分離したカレーソースは、

少し出汁というか旨味が弱いように思えました。

卓上の醤油で味の自己調整。

私のイメージしたものと若干ズレがあり、歯痒い思いもありましたが、駅にも近く、

個人的には使い何かと勝手が良いので、また機会があればお邪魔させてもらうかもしれません。

銘華城 鶴見店
神奈川県横浜市鶴見区豊岡町2-2 ツルミフーガ2 4F
TEL     050-5730-9200
営業時間/11:00~15:00 17:00~23:00
定休日    不定休     -店舗情報「食べログ」より-

銘華城 鶴見店台湾料理 / 鶴見駅京急鶴見駅国道駅

2019年5月20日

蓮香(レンシャン) 白金高輪

Photo_8

中国料理 郷村菜 蔬菜「蓮香再訪

前回、小山内シェフから次の目的地は「台湾」であるという話をゲットした私たち。

アドバイスを受け、帰国後の食材が十分にあるベストなタイミングに合わせ予約を入れました。

今回の旅では、どんな収穫があったのか、それを小山内シェフがどう調理してくれるのか

お任せコースは下記の通りです。

盛り合わせ

①旗津港のウナギのゴマ揚げ・・・みりん干しほどのベタベタした甘さではないのですが、
 スナック感覚で食べられる懐かし系の味わい。

②③台湾田舎風腸づめ ニンニク酢で・・・燻香が食欲を焚き付ける腸づめは、
 ニンニク酢にもマッチ。噛めば噛むほどスモーキーで旨みが強い。

④車輪苦瓜のわさび醤油あえ・・・当日のサジェスチョン加えてもらった料理。
 タイヤル族の苦瓜を使用。現地でもわさび醤油を使うそう。
 ほろ苦さとわさび醤油の爽やかな辛味が調和しています。

⑤押し豆腐と台湾老姜の香りあえ・・・歯触りのしっかりした押し豆腐にカリカリの
 台湾老姜を合わせ風味とコクを高めた和え。

⑥車輪苦瓜マヨネーズ添え・・・④と同様、当日のサジェスチョン加えてもらった料理。
 現地のマヨネーズでは甘すぎるため、自家製のもので対応。

⑦⑧タイヤル族の馬告風味、鶏の手羽先煮(木に自生する樹豆ぞえ)<泰雅族鳮趐>
 ・・・⑦の樹豆(馬告)と一緒に炊いたそう。茶褐色ビジュアルから予想したとおり、
 手羽先は味が深く染みこみ、しっとりと柔らく、これが悶絶級の美味さ。
 ひと口目で優勝は決まり!この味、神ってますよ。山盛りでも食べれそう。

空芯菜の台湾にぼし強火炒め<丁香魚空心菜>

ニンニクに鷹の爪、そしてコクづけに働いているのは以前いただいた台湾樹子かしら。

にぼしの風味に相まってコクも深く、また迷いのない強火炒めで油が「乳化」

しているから、オイルに円みがあり、野菜を食べ終わった後の皿へ

パスタを投入し絡め食べたいという衝動に駆られるほどです。

(レンタロー) 小山内シェフは「乳化キング」だ、しみじみ思うで。

だで、中華なのにパスタという発想の幅が広がるんだな。

旗津港のホタルイカ春キャベツ香り炒め

台湾、旗津港のホタルイカとコラボするのは旬の春キャベツ。

ニンニク、生姜、白ゴマを使い、辛さの中にも甘さが生き、味はしっかりと濃いめ。

主観ですが台湾出身の「思郷村」のママさんの味を思い出してしまいました。

しかしながら、これは家庭料理というくくりには当てはまらず、シェフの味として

精度を高めているのです。

台湾バジルと茄子ひき肉炒め<九層塔茄子>

台湾バジル(九層塔)の芳香が鼻腔をくすぐる炒め。オリジナルの醤に

ニンニク、唐辛子、胡椒を効かせ香ばしさと辛さと甘さをコントロール。

針の穴を通すような緻密さで台湾料理を自分の料理として昇華しているのです。

台湾香椿のオムレツ

オムレツはスクランブル風での提供。

香椿の香りにたまごのコクが合わさり、不思議と懐かしさを覚える味でした。

豚肉、色々ねぎ強火炒め米酒馬告風味<葱爆馬告猪肉>

今回の旅の収穫物。レモングラスのような香りと胡椒のようなピリッとした辛さのある

タイヤル族のスパイス「馬告」(マーガオ)はこの料理にも活用。

米酒に漬け、仕上げにも馬告をかけているのだそう。

エスニックな風味に辛さと微かな甘さが共存し、本気食いを発動させる旨さです。

しじみと豆腐の台湾豆醤炒め<豆醤蚋肉豆腐>

(レンタロー) シェフのアドベンチャーのお陰でいろんな味が楽しめるだ。

豆みそが旨みの源泉。

しらす、しじみ、豆腐と淡泊な素材なので甘さが表立ち、普通なら次第に

食傷してしまうところですが、少数民族料理を食べ歩き舌に記憶させている

小山内シェフの料理はひと味違います。

いつものシェフの味と違うものを取り込みながら、いい意味で、最終的に

自分の土俵へと持ってくる、技量の高さがあるのです。任せて安心、

甘さも一貫してコントロールされていますから、食傷知らずです。

タイヤル族の笹の葉スペアリブ蒸し

シェフのサジェスチョンにより加えてもらった料理。

ひょっとしたらこれにも馬告を使っているのかしら。

甘さのなかに中華スパイスのキレが感じられ、スペアリブは余計な脂がすっきり落ち、

肉感が凝縮され、干し肉というか、ジビエというか、肉そのものの味が際立ち

旨みがしっかりで大人味の印象。

――様々な辺境の料理を“自分の材料”として吸収してしまう。

漫画『ジョジョの奇妙な冒険』風に表現するとシェフの“スタンド能力”は

計り知れない力を持っているのだとしみじみ思いました。

干し肉と台湾キュウリの香り炒め

こちらもシェフのサジェスチョンにより加えてもらった料理。

台湾料理に欠かせないニンニクをがっちり効かせ、キュウリと旨みの強い干し肉に

絡みつくスモーキーな香りがご馳走。 酒が進むことは請け合いです。

カラスミ炒飯

固めに炊かれた長粒米にレタス、ネギを確認。

米粒一粒一粒に油が回り、しかし、べとつき感はなくパラパラにほぐれ、

調味に際しては塩を控えめに、カラスミのコクを最大限に生かしています。

旨い。この炒飯もスキルの高さを物語っています。

愛玉子

台湾スイーツの代表格、ぷるぷるの愛玉子には冬瓜の黒糖シロップ漬けを。

ナチュラルな甘さで黒糖の深みが感じられました。

今回もシェフの飽くなき探求心が原動力となったフィールドワークの成果を堪能。

抜群の料理センスにわくわく感が収まらず、濃密な時間を過ごせました。

蓮香(Renshan)
東京都港区白金4-1-7
TEL     03-5422-7373
営業時間/18:30~21:00(L.O)
定休日    不定休     -店舗情報「食べログ」より-

蓮香中華料理 / 白金高輪駅白金台駅広尾駅

2019年5月13日

豊栄 (ホウエイ)  茗荷谷

Photo_7

中国料理「豊栄」 (ホウエイ)再訪

前回、八宝鶏を組み込んだコース料理が2人からでも可能と言う情報を得た私たち。

再訪を心に誓い、これを組み込んだお任せコースで予算を相談させてもらい予約訪問。

到着すると、この日も本日満席の札。

相変わらずの人気ぶりに、この日入店できることが幸運にさえ思えました。

さて、当店、卓上への菜譜の用意はなく、サーブ時に口頭説明を受けるスタイル。

記録にあたっては正確さに欠ける点もあるかもしれません。

また、各お料理は2人分が一緒のお皿で供されているものと、各人ごとのポーションで

供されているものが入り混じっています。

4種の醤

写真に撮り忘れてしまいましたが、ちょいつけを楽しめるよう

斜めにスライスしたキュウリもセット。

①豊栄醤・・・当店オリジナルのエスニック風味の醤。唯一無二の味わいです。
②姜葱醤・・・生姜の辛味とネギ油が合わさり、香りとコクがふくよかな醤。
③芽菜醤・・・芽菜の風味に辣油が効いたウマ辛醤。
④沙茶醤・・・焦がしタマネギ入りの旨味の強い醤。

そのほか、醤のお供に新じゃがポテトチップスも用意してもらえました。

からっと揚がった自家製チップスはクミン塩にパプリカを少しふっているのかしら。

その塩梅も丁度よく、あまりに美味しかったので、これはそのままで食べてしまいました。

前菜の盛り合わせ

各自に提供。以前記したものと同じ料理については、その細かい記録を省きます。

①酔っ払い海老(酔蝦)・・・エビの紹興酒漬け。
②シマアジの腐乳漬け
③叉焼・・・カシューナッツの砂糖絡めを添えて。
④牛アキレスの煮凝り・・・ピリッと辛い辣油は口当たりまろやか。香菜が好相性です。
⑤花咲クラゲとミニトマト・・・花咲クラゲは醤油漬け、ミニトマトは黒酢漬けで。
⑥地ハマグリの紹興酒漬け・・・①と同様、漬けだれは口に優しくふわりと甘め。

黒酢のリッチな甘さが後を引くのミニトマトも、自身のお気に入りなのですが、

今回、前菜の中でのエースはシマアジの腐乳漬け。

どぎつさのない腐乳使いに身はねっちりとして“熟成”させたような濃厚な旨みがあるのです。

薬膳スープ

具材は、自家製干し肉、金華火腿、豚肉、鶏肉、大根、蓮根、棗、クコの実、蓮の実、

干し貝柱、干しエビ、生姜など十数種。

薬膳といっても薬っぽいわけではなく、動物性の出汁がしっかりと働き、塩もきっちり。

飲んで良し、食べて良しと、出し惜しみのない男っぽさが

豊かさへとつながる味わい深いスープです。

よだれ鶏

「渋谷の時より、辛さは抑えてあります」

進藤シェフは「月世界」さんで料理長を務めていた人物。

私自身、当店でよだれ鶏をいただくのは、はじめてですが

「月世界」カラーが色濃く映し出された薬味たっぷりのビジュアルに、

時間がタイムスリップしたような不思議な感覚を覚えました。

朱赤の海から銘々に取り分けると、こんもりと盛られた薬味の下にはしっとりと

柔らかい鶏肉に歯触りを楽しめるキュウリもその姿を現しました。

そして、辣がリードするしっかりとした辛さの中には、フルーティーな甘みも感じられ、

痺れの麻も存在を主張。複雑にして旨味が深く、後を引かせる魅力があるのです。

鶏肉を平らげたあと、器に残った薬味もたれも完食・完飲する勢いだったのですが

このあとの料理が焼売と春巻であることを知り、少しキープすることにしました。

焼売

話ではジビエ専門の卸業者さんからヒグマの肉を仕入れたとのこと。

食べてみると、強いクセや臭みこそありませんでしたが、豚や牛とも違う、

肉そのものの旨みを感じさせるパワフルな焼売で、

他ではなかなか食べられない非常にリッチな味に感激しました。

先ほどの薬味たれが万能に使えるものであっても、これに使うのは勿体無いわ。

春キャベツと新タマネギのエビ春巻き

季節感を盛り込んだ春巻は、ほんのりと生姜が効き塩味ベース。

パリッとした皮を噛むとキャベツがとろっとして、野菜の甘みが口いっぱいに広がります。

とっても優しい味ですから、やはりそのままがベスト。

万能たれは酒のつまみにへと方向転換しました。

八宝鶏

いよいよメイン料理の登場。

シェフはボリュームがあるので、2人だと途中で飽きがくるのでは?

と心配していたけれど、お腹を空かせて来ています。まずはトライ!

朝から仕込みをしたという鶏肉に骨はその足先と手羽先部分だけ。

他の部分は外してくれているのですから、それだけでも手間のかかる料理ですよね。

スプーンで難なく切り分けることができ、中からは干し貝柱、干しエビ、蓮根など

溢れんばかりのお宝具材が出現し、のっけからインパクト大!

調味はお醤油をベースにしていると言ってよいかと思います。

肉は本当に柔らかく、こっくりとして甘辛く旨味濃厚。

また、食感のバラエティーに富んだ具材たちも味がしっかりと染みこみ

一体感を成したチーム力の高さに感心しました。

家庭ではなかなか作れないものですが、家常的な温かみがあり、適例となるかは

わかりませんが、肉を食べているのに、まるで煮魚を食べているかのような

楽しさを併せ持っているのです。

後に白飯にしっとりほろほろになった肉をのせ、たれをざばーっとかけて

煮魚タレご飯スタイルでいただいたのですが、間違いなくこいつは優勝!

ふくよかで懐の深い味に感涙です。

蒸魚

黄ハタの切り身蒸し。

ぷりっとしてしっこりの絶妙な火入れにノックアウト!

またタレは中国醤油がきつすぎず、ピーナッツオイルのコクが効き、バランスに優れた

味わいで、私の体調にもよるのでしょうか、前回の金目鯛の時よりも印象がアップしました。

うわぁ~美味しいーー!

シェフ的には長粒米の用意がないため麺を推されていたけれど、

プロポーションのよい蒸魚が拍車をかけ、私の脳が白飯を注文しろと指令を出すのです。

それに黄ハタのクッションになった細切り干し豆腐を麵感覚でいただいているしね。

日本米ですから粘りもありますが、タレをざぶざぶとかけた蒸し魚ご飯は、

イメージどおりの味わいで自身の欲求を満たし、多幸感に浸ったのであります。

冷やし担々麵

肉そぼろ、クラッシュナッツ、香菜をはじめとする薬味に表面は覆われ

スープは仕上げの辣が鮮やかな二層構造。

具材をかき分け、麺を引き上げると通常のものとは異なり翡翠色です。

食べると、よだれ鶏と同じくフルーティーな甘みがあり、その中に酸味を感じられ

さらっとしてクリーミー。私にはやや甘酸っぱい感もあったのですが、ふんだんに

使われた薬味が最後まで食べる楽しみを持続させ、シャキシャキとした歯触りが

爽やかで、これは夏の人気者になりそうです。

デザート

食後のお茶とともに供されたのは、杏仁豆腐、苺の桂花陳酒コンポート、叉焼パイ。

杏仁豆腐やコンポートに比べ、叉焼パイは生地に塩気が効いて、叉焼自体も

それほど甘みを感じませんでした。

会計は、生ビール@600×2、ワイン(ボトル)、紹興酒(ボトル)を含め

1人当たり10,000円(千円未満四捨五入)と、

シェフの気骨が体現された充実のコース料理に、これだけのドリンクを注文しても

気のはらない支払額で、やはりその費用対効果は抜群。人気の高さも至極納得です。

自身の活動エリアからは離れているため、頻繁にはうかがえませんが、

時間と交通費をかけてでもお邪魔したい1軒であります。

豊栄 (ホウエイ)
東京都文京区小石川5-38-14 KDビル 1F
TEL     050-5593-4692
営業時間/火 11:30~13:30(L.O.13:00)
     土日祝 11:30~14:30(L.O.14:00)
     【DINNER】 17:30 ~22:00(L.O.21:00)
定休日  水曜日・木曜日 祝日の場合定休日が異なる場合あり     
     -店舗情報「食べログ」より-

豊栄中華料理 / 茗荷谷駅白山駅

2019年5月 4日

満洲園 (マンシュウエン) 鶴見

Photo_6

中華料理「満州園再訪

前回は昭和な懐かし「五目そば」をいただいたけれど、その時、隣に座られた女性が

オーダーしていた「ちゃんぽん」が気になったので今回初トライ。お値段は770円。

ビールのお供についてきたピリ辛味の豆モヤシをつまみながら、いざ実食です。

豚肉、白菜、モヤシ、ニンジン、ニラ、キクラゲ、フクロタケ、ヤングコーン、

なると巻き、銀杏など。調味は塩味ベースで、豊富な具材はあんでまとめられているため

熱々はふはふ。こんもりと盛られた表面のあんかけをかき分けると、ようやく麺が

見えてくるのだけれども、ちゃんぽんでイメージする丸麵ではなく、平打ちの縮れタイプ。

喜多方ラーメンの平打ち多加水麺を思い出してしまいましたよ。

早々に「ちゃんぽん」を離れ「もやしそば」を食べているような感覚に変わったのですが、

この普段着の味わいはボリュームもたっぷりなので食べ応え十分!

好奇心もお腹もしっかり満たされました。

満洲園 (マンシュウエン)
神奈川県横浜市鶴見区豊岡町2-2 フーガ2
TEL     045-571-1198
営業時間/平日 11:00~14:30(L.O14:00)16:30~22:30(L.O21:45)
日曜・祭日11:00~15:00(L.O 14:30)16:00~22:00(L.O 21:15)
定休日    第2木曜および月曜日(第2木曜の週は月曜営業)    
       -店舗情報「食べログ」より-

満洲園中華料理 / 鶴見駅京急鶴見駅国道駅

2019年4月17日

四川家庭料理 中洞(ナカホラ) 巣鴨

Photo_3

四川家庭料理「中洞」(ナカホラ)

ネット情報によるとオープンは2018年8月。

当店のシェフは日本人ですが四川省での修業経験があり、提供される料理は

化学調味料不使用とのこと。

某日はアンテナが立ちまくったグルメな飯友さんのお声がけにより初訪問。

店は巣鴨駅から白山通りを千石方面に進行し脇道に入った道沿いに立地していました。

少し早くに着いてしまったので、外で待っていると、奥様が表に出て来られ

にこやかに「中へどうぞ」と声をかけてくれました。お言葉に甘えて入店すると

壁にパンダが描かれたまだ新しさが漂う店内は、正面奥に厨房を配し、客席は

カウンター席とテーブル席でレイアウト。女子受けが期待できるお洒落な雰囲気です。

今回の利用は紅コース@4,800にドリンクをセットした貸切宴会ですが、卓上に置かれ

ているのは飲み放題のドリンクメニューのみで、各人への菜譜の用意はありません。

また若干、料理を入れ替えているようなので正確さに欠ける点はご容赦ください。

なお、料理はデザートを除き大皿で供され、取り分けは各自の作業です。

前菜7種(4名分)

①蒸鶏濃厚旨辛ダレ、②パクチーとキュウリのサラダ、③自家製乳酸発酵漬物、

④牛頬肉のネギ味噌和え、⑤牛すね肉の麻辣和え、⑥イワシとワカメ

⑦皮蛋と焼きピーマン

真っ向勝負の四川料理をイメージしていましたが、ちょこちょことした前菜7種は

中華の枠だけに留まらず、さながらおつまみ小鉢といった印象。

しかし、どれも丁寧に作ったことが伝わり、無化調を謳っているだけあって

味に嫌味はなく優しい味わいです。

たとえば、低温調理と思われる蒸鶏はしっとり柔らかく、タレの麻辣ソースは

辛さに円みとふくよかな旨みがあり、飲み干さずにはいられない豊かさがあるのです。

エッジの利いた四川味をとことん愛する方々には少し物足りなく感じるかもしれませんが

これが、当店のシェフの持ち味なのだと実感しました。

粗挽き豚肉焼売

お肉感もりもりのパワフルタイプではなく、豚肉と野菜の甘味が生きた焼売で

程よく柔らかい。ときおりヒットするこりっとした歯触りは軟骨になるのかしら。

食感のアクセントが利いています。

塩熟成豚・カリフラワー山椒炒め

塩漬けにして熟成させたバラ肉の旨味を調理に活用。辛さの耐性にもよると思うのですが

私には山椒の刺激的な辛さも控えめに感じられたので、つまんで食べてしまいました。

白菜のカニ味噌煮

カニ味噌の風味を吸い込んだ白菜はとろんとろん。

野菜からの甘みもたっぷり染みだしているので、まろやかで優しい味わいです。

キノコと春雨のスープ

いろいろキノコに金針菜や春雨が参加し具だくさん。

家庭料理っぽい風体ですが、キノコの風味を大切に、金華ハムと干しエビが

味に深みを与え、この旨味スープを吸い込んだ春雨がご馳走へと昇華しています。

豚スペアリブの煮込み

看板料理の一つなのだそう。

骨付き肉のビジュアルが食欲をそそります。

中華スパイスは控えめ、主観ですが少し醤油が勝ちすぎていた様にも思えました。

春キャベツの強火香り炒め

このスペアリブには季節感を盛り込んだ春キャベツの炒めがセット。

中洞特製、麻婆豆腐&ご飯

香りと辛さに突き抜けた感はなく、やわらか豆腐に自家製辣油とコクのある

豆板醤が調和した口当たりのよいマイルドな麻婆豆腐。

正直なところ、頭で思い描いていた四川味とギャップはありましたが、

日本人の口に合う美味しい麻婆豆腐だと思います。

もちろんオンザライスで綺麗に完食。

デザート2種

タピオカ餅、赤砂糖シロップがけと豆乳プリン、クルミの飴炊きのせ。

ミニサイズのデザートですが、手抜き感はなくきっちり美味い。

個人的にはタピオカ餅が好みでした。

四川省での修業経験のあるシェフがオープンさせた店、という前評判からワイルドな

スパイシーさをイメージして訪問しましたが、実食してみると、その修業先で得た

豊富な知識や経験を根底に日本人の舌にも合う食材の持ち味を生かす

身体に優しい家庭的な創作中華料理店。

オリジナリティに溢れる料理は温もりを感じさせ“優しさ”に満ちていました。

また貸切宴会のため、この日はフロアスタッフさんも数名いましたが、

基本はご夫婦での切り盛りのよう。

アットホームな雰囲気もお店の魅力となっています。

四川家庭料理 中洞
東京都文京区千石4-43-5 ラピュタ千石大武ビル 1F
TEL     03-5981-9494
営業時間/11:00~14:30(14:00L.O.) 17:00~21:45(21:00L.O.)
定休日    月曜日     -店舗情報「食べログ」より-

四川家庭料理 中洞四川料理 / 巣鴨駅千石駅駒込駅

2019年4月 3日

蓮香(レンシャン) 白金高輪

Photo_2

中国料理 郷村菜 蔬菜「蓮香再訪

この日のお任せコースは下記の通り。

盛り合わせ

①とうもろこしの葉 怪味ソースがけ・・・怪味ソースは、30種類ものスパイスを使用した
 シェフのオリジナル。旨味に仄かな甘みも感じられ実に精妙な味わい。

②豆モヤシ野生ミント木姜子風味・・・ミント使いに小山内シェフらしさを感じる1品。
 フレッシュなミントの香りが爽やかで、素材どうしの相性の良さに加え、
 その持ち味を巧みに生かしています。

③押し豆腐 細セロリエシャロット醤あえ・・・エシャロットは揚げてあるのかしら。
 香りとコクを味方にしたワンランク上の押し豆腐の和え物です。

④黄瓜と傣族の干し肉トマトサラダ<黄瓜菜干巴>・・・キュウリの瑞々しい食感に
 トマトの酸味、干し肉のコクと、どれもが突出しすぎず協調させる
 味のまとめどころは流石。形容しがたい味わい深さが光ります。

⑤王様アスパラのフリットレモンスパイス・・・お酒のつまみに大歓迎。

雲南ポテトのフライ、炙り山羊チーズ

シェフのサジェスチョンにより加えてもらった料理。

仕上げにスパイスを効かせた雲南ポテトのフライは程よい厚みがあり、カリッと

ほくっと充実食感。また、炙った山羊のチーズはクセがなくあっさりとして美味。

搨菜雲南大豆唐辛子漬け強火炒め

雲南大豆はひきわり納豆のような形状で、迷いのない強火炒めに深いコクをプラス。

食感を残した搨菜にオイルを含んだスープは「乳化」という言葉が相応しく、

円みがあって飲み干せる旨さ。味に雑さが全くないのです。

毎度のことながら、シェフの炒蔬菜には感心するばかり。

もはや神の域に達しているといっても過言ではありません。

発芽大豆プーアル茶サクサク炒め<耳酥豆牙>

「鬼は外! 福は内!」と唱えたくなるようなお豆たち。

節分のお豆をイメージして口に放り込むと、外側は香ばしく、軽くカリッとして

中はホクホク。この心地よい食感の変化に、クミンかしら?

スパイスと茶葉の風味が入り混じり、想像を凌駕するおつまみ力の高さ。

一度食べ始めたら止まらなくなる美味しさです。

(レンタロー) カリカリに見せてほくっ!いい意味での“裏切り”が心を鷲掴みにするだ。

鶏肉の傣族スパイス腐乳蒸し

生キクラゲをメンバーに刻み生姜と香菜をトッピング。

油を乳化させ、淡白な素材でも物足りなさのないリッチな味わいに仕上げています。

「傣族のスパイスのお陰ですよ」と苦笑していたけれど、

技量の高さが際立った、このお料理は本日の一番のお気に入り。

シェフは「乳化」においても筋金入りのテクニシャンであります。

虎拳茸の春巻

こちらもシェフのサジェスチョンにより加えてもらった料理。

辛子と黒酢を合わせたタレもセットしてくれました。

きつね色に揚がったパリパリの皮を噛むと虎拳茸を使った熱々の餡がお目見え。

その瞬間にキノコの濃厚な芳香が鼻腔をくすぐります。

甘めにしっかりと下味がついているので、勿論そのままでもOKですが、

先ほどのタレをつけていただくと、味にメリハリが利き美味しさもアップしました。

エビと色々キノコバナナリーフ包み焼き<包焼全菌>

殺菌効果のあるバナナリーフで包み、調理することで香りもプラス。

レモングラスの風味も相まりエスニックな味の余韻を紡ぎます。

豆腐と生シラス新生姜香り蒸し こがし醤油がけ

小山内シェフというと中国各地を駆け巡り、強靭なフットワークで味を追求する

中華料理界のインディ・ジョーンズというイメージがあったので、ちょっと意外。

味に“和”を感じさせる要素があるのです。

とはいえ、新生姜は香りも辛味も新鮮で、滑らかな豆腐ととろんとした生シラスが

口に優しく、素材の持ち味を存分に活かした味わい。

また、オイルを含んだタレはコクうま油ドリンクと化し、飲み干さずには

いられないほどの美味しさ。シェフは油使いの鬼才なのだとしみじみ思う。

雲南水腌菜と豚肉の香り炒め<水腌菜大肉>

中国では水腌菜を下にして供されるという話でしたが、味が濃く感じられるため、

レタスを下に敷き日本人に向けたプレゼン。

柔らかな肉の食感に辛味が後追いをかけてくる、エッジの効いた炒めです。

生あおさの和えそば

〆はいつもの丸麵に今宵は生あおさをトッピング。

磯の香り豊かなご馳走に不足はないのですが、私としてはちょっと大人しい味に

感じられたので、鹹菜が欲しいところ。

う~ん、さっきの香り炒めを残しておくべきだった……。

普洱茶とともにサーブされたデザートは前回と同じく氷粉ですが、

この日は赤砂糖シロップでいただけました。

 

他の追随を許さぬ発酵系調味料使いと抜群の料理センス。

本場の中国の少数民族料理を食べたことはありませんが、

小山内シェフの料理をいただくと、鮮烈なその一皿一皿を通じて、

個性のきわだった豊饒な食文化の清冽な源流に触れたかのような感動を覚えます。

食材や調味料に対する小山内シェフの精緻な感性がそう感じさせてくれるのでしょう。

――料理を媒介として、まだ踏み入れたことのない世界へのイマジネーションを

かき立ててくれる食のスポット。

味覚のセンス・オブ・ワンダーを求め、今日も多くの人が白金の小さな店へと

足を運ぶことでしょう。

蓮香(Renshan)
東京都港区白金4-1-7
TEL     03-5422-7373
営業時間/18:30~21:00(L.O)
定休日    不定休     -店舗情報「食べログ」より-

蓮香中華料理 / 白金高輪駅白金台駅広尾駅

2019年3月29日

蒙古苑(モウコエン) 新宿

Photo_1

蒙古苑」(モウコエン)

新宿で映画を観た帰りに、歌舞伎町内の目当てとした店に向かうとマップが示す場所に

店が存在しない。どうやら閉店になってしまった様子。

――場所柄、移り変わりが早いし、仕方ないか。

急な変更となってしまいましたが、さくら通りに立地する当店へ。

モダンな造りの店内はテーブル席と窓に面するカウンター席でレイアウト。

着座したのは指示を受けられたカップル向けのカウンター席です。

テーブル・セッティング:箸、取り皿(2)、レンゲ、紙エプロン
テーブルクロス:なし
卓上調味料:なし
その他:メニュー、爪楊枝
着座後:タオルおしぼり(直置き)

客卓にはIH クッキングヒーターが設置されており、先客を見るとみな火鍋を注文して

いるので主力は鍋料理となるようです。

しかし、利用日は気温が高かったため、私達はグランドメニューから単品料理を

アラカルトでチョイス。またこの日が休日だったからでしょうか、店の扉には

時間制限がある、と張り出されていたので一気に料理をオーダーしました。

まず、日本の居酒屋さんで出されるような器でサーブされたのは、ボイルもやしを

ゴマ油で和えたお通し@280×2。

ドリンクは瓶ビール(アサヒスーパードライ)@600と頃合いを見計らいながら

紹興五年陳酒@1,950×2を注文し、いつもながらの中華飲みに突入です。

串焼きラム(2本)@480

ラム肉は固すぎず柔らかすぎず、ぷりしこ食感。唐辛子もクミンもどぎつすぎず

悪くはないのですが、やはり1本240円と考えると、お値段の良さが先行し、興奮度が

上がらないのが正直な感想です。

モンゴル焼きもち(2ケ)@680

ジューシーなラム挽肉餡を包んだ生地も厚みが感じられ、ふっくらかりっ!

パン感覚で食べれて羊肉の旨味もたっぷりだから、この場面でのラッキーアイテム

と言えるでしょう。

(ノブロー) 小腹満たしに丁度ええよ。

イカゲソと高菜炒め@1,380

高菜から発せられる発酵系の酸味は仄かで、柔らかいイカの旨味エキスと混じり合い

おつまみ力は優秀。欲を言えばもう少しボリュームが欲しいところです。

上海風揚げお麩炒め@1,180

他店ですが、前回「麩」を使った料理を食べ損ねたため選びました。

私自身、上海料理は味付けが甘いという、イメージを持っていたのですが、このタレは

甘からず辛からず、丁度良い味加減で嫌味を感じられません。

また本場での味を知りませんので比較の基準はないのですが、チンゲン菜とシイタケを仲間に、

タレを吸い込んだ揚げ麩がもちもちとろり~んとして、期待値を上回る美味しさでありました。

会計は、1人当たり 4,000円ほど(千円未満四捨五入)。

店の雰囲気からも客層は想定できましたが、訪問日はもっぱら女性グループやカップルで、

男性のみや中国人利用客はなし。

未食の火鍋に関してはわかりませんが、今回チョイスした料理は大きく外すことなく

その味を楽しめました。しかし日本有数の繁華街、歌舞伎町のど真ん中にあり、

場所柄、料理は平均して高めの価格設定なので、ロケーションの異なる同業他店で

あればもっとリーズナブルにいただけるのにと、コストパフォーマンスばかりが

気になってしまったのでした。

蒙古苑(モウコエン)
東京都新宿区歌舞伎町1-10-3 G3ビル 5F
TEL     050-5869-3751
営業時間/日~木 17:00~24:00(LO.23:00)金・土17:00~翌05:00(LO.04:00)
定休日  無休    -店舗情報「食べログ」より-

蒙古苑 新宿中国鍋・火鍋 / 西武新宿駅新宿西口駅新宿三丁目駅

より以前の記事一覧