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b-2.中華なディナー

2019年1月15日

喜臨軒(キリンケン) 池尻大橋

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温故知新中国料理 「喜臨軒」(キリンケン)

例年どおり誕生日ディナーでの再訪

リザーブされていたのは、会話も楽しめるカウンター中央のシェフズテーブル。

この席へ座るのも随分と久しぶりです。

前菜盛り合わせ(2名分)

シェフが台湾で購入した料理映え抜群の大皿で提供してもらえました。

①ソラマメと里芋の和え・・・マッシュ状につぶした里芋は自然薯のような粘りがあり
 ソラマメと和え、ネギ油などで味をまとめています。

②細切り干し豆腐と春菊の和えもの・・・松の実が食感をプラス。

③白レバーと豚タンの香り煮・・・レバーのねっちりとコクのある旨さに豚タンは
 しっとりと柔らかく、ふわりと五香粉が香ります。

④天使エビの上海風煮・・・殻ごといただけるエビは、ほんのり甘めの味付けで、
 あざとさのない濃さをキープ。金針菜とマコモダケが同席。

⑤花咲クラゲの冷菜・・・ブロッコリーと山クラゲを添え、クラゲはネギソースで和え、
 うまざっぱりと。

シェフが上海で食べた味のイメージをベースにアレンジを加え作ってくれた

天使エビの美味しさもさることながら、春菊のほろ苦さと青い香りが鮮烈な印象を残す

干し豆腐の和え物が特に気に入りました。

芳香が鼻腔をくすぐり、あっさりとして爽やかな味の余韻を引く、

そのマッチング力の高さに唸らされたのです。

焼売

(レンタロー) やったー! オラの“キングオブシューマイ”だっ!!

ブログマスコットも大好き!

お肉もりもり、肉汁じゅわじゅわ。"焼売王”と呼ぶに相応しい突き抜けた美味しさです。

蟹甲羅詰めオーブン焼き

(タクロー) 甲羅に詰めたオーブン焼きは久しぶりだね。

タラバと毛カニの身肉に、叉焼、鶏肉、エビ、菱の実と助っ人お宝食材が参加し、

具だくさん。味付けはマカオ風のカレーテイストで味わいマイルド。

菱の実はホクホクとしてクワイと同じような食感です。

季節の春巻き

とろみのある黒酢たれがセットされたところで――

きつね色に揚がったパリッパリの皮を噛むと中にはフォアグラと鴨肉が。贅沢だー。

めっちゃリッチな味わいで黒酢たれとも好相性です。

大海老、フランス産発酵バターを使った煮込み

エビトースト揚げをサイドにヌーベルシノワ見参!

ソースにはエシャレットを使っているのかしら。

独特の風味がまろやかな発酵バターと結びつき、重たすぎないコクが味全体の柔らかさへ。

北海道産ホタテの春雨のせニンニク蒸し

歯触りを残す春雨にレア感のある貝柱は健やかな弾力でぷりぷり。

甘みのあるたれとも協調して美味しさに安心感があります。

A菜のサクラエビ、蝦醤炒め

サクラエビの食感をアクセントに特有の風味をもつ蝦醤のコクと旨みが食を進めさせる1品。

鶏肉、唐辛子炒め(宮保鶏丁)

鶏肉を調理するにあたってはいくつか提案を受けられたのですが、四川の代表的な

調理法“宮保”でお願いしました。

“宮保”は油に唐辛子や花椒の辛味と香りを移し、醤油、砂糖、酢、酒などの調味料を

用い食材を炒める調理法ですが

ここでは、ノブローの中華な日常(第7話)より

宮保鶏丁はさいの目切りの鶏肉を唐辛子と炒めたもの。と簡略化させていただきます。

片手鍋で供され、具材はほかに金針菜、長芋、シイタケ、ピーナッツ。

唐辛子の辛味に、調味料の甘辛さが効き、そこに花椒の痺れる辛さが後追いし、

味をきりっと引き締める。このウマからスパイシー路線に酒もハイピッチで進みます。

スープ餃子(灌湯餃)

金華ハムを使った上質な上湯に浮かぶビッグサイズの餃子。

もちっとした皮に餡は毛ガニの身肉を使い、ふわっとして柔らか。

自身のエイジングのせいか、スープが若干濃く感じられたので、もう少し淡い味で

いただければなお嬉しかったな。

(ノブロー) 灌湯餃は久しぶりだけんど、喜臨軒さんでごっちゃんになるのは

はじめてかもしんねえな。シェフの熱気が伝わる味だで。

咸魚炒飯

当店の炒飯は絶品。シェフの凄腕にかかると 米粒一粒一粒がべとつき感もなく

パラパラにほぐれ、まんべんなく味が絡まっているのです。

――まるで星の砂のようね。

と言うとシェフは苦笑していたけれど、私は本当にすごいなあと感心しているのです。

自宅で作る焼飯が少しでもパラパラに近づくには、またたまごの粒がどうして

こんなに小さいのか食らいついて尋ねると、卵は割って溶きほぐすだけではなく

丁寧な作業工程を経ていることを知ったのですが、最大のポイントは「乳化」。

油をかなり入れているにもかかわらず、油っこくならないのはこのことにあるようです。

供された咸魚炒飯は塩味をベースにハムユイ特有の香りが食欲を焚き付けるもの。

とは言うものの、お腹もそろそろ満ちはじめてきています。

ですが、一粒残さず美味しく完食できたことが話の裏付けにも繋がり

自身の腕ではパラパラ炒飯への劇的な変身は程遠いと現実として実感。

結局のところ、私にとってシェフの炒飯が一番いいのです。

食後のデザートタイム。

例年どおりと言ってよいかと思います。

プレートにはチョコレートで“Happy Birthday”の文字と馬拉糕にはバースデーキャンドル。

そして緑豆湯と桂花杏仁豆腐も用意してもらえ、嬉しさ倍増。

シェフとスーシェフ、男性お二人で切り回す中、これを用意するのは

大変だったのではと、感謝の念に堪えません。

(ノブロー) 予約手配をした寝太郎のプレートは“Good Job”な。ええ仕事しただ。

(寝太郎) 誕生日に喜臨軒さんへお邪魔するのはライフスタイルの一環じゃあないか。

ご無沙汰ばかりなのに、快く予算の相談に応じてくれ、お任せコースを組んでくれた

安澤シェフにはお礼の言葉もみつかりません。

お店は2018年12月30日から2019年1月2日までがお休みだったという話。

折を見て、また寄らせていただきたい大事な1軒です。

喜臨軒 (キリンケン)
東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F
TEL     03-5787-6982
営業時間/11:45~14:00(L.O.13:30)
     ディナー 月~金 18:00~23:30(L.O.22:15 最終入店22:00)
            土 17:30~22:30(L.O.21:15 最終入店21:00)
定休日    日曜      -店舗情報「食べログ」より-

2019年1月10日

豊栄 (ホウエイ)  茗荷谷

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中国料理「豊栄」 (ホウエイ)再訪

連れに予約を託し、昨年末に希望日で席を取ることが出来ましたが、

去年に続き「ミシュランガイド2019」でビブグルマンを獲得した当店です。

予想した通り店頭には本日満席の札がかけられ、店内は大賑わい。

これに対し、調理を担当するのは進藤シェフお一人なので、一斉に入るオーダーに追われ、

手を休めず料理を作り、仕上げる、まさに息つく間もないほどに慌ただしい状況。

と同時にすっかり定着した人気の高さを目の当たりにでき、お店のファンの

一人として嬉しさが込み上げてきました。

指示を受けられた2人掛けのテーブル席に着き、とりあえず、離れた位置から

厨房内のシェフに会釈を交わすと、私達の来店にびっくりした様子。

仕事に追われ忙しさが続く中、手の空いたタイミングでフロアに出てきて

くれたのですが「来られるときは教えてくださいよ~」と苦笑を漏らしていたみたい。

そのリアクションが「蓮香」さんの「抜き打ち」にかぶり、失笑してしまいました。

そうか、連れの名前ではわからないのね。驚かせてごめんなさい。

前回同様、料理はグランドメニューのほか、テーブルサイドに置いてもらえた黒板より

アラカルトチョイスしました。

前菜の盛り合わせ 小(2~3人前)@1,800

生ビールを注文し、マストで押さえたい前菜の盛り合わせからスタート。

(レンタロー) ほおほお、仕切り皿を使うようになっただな。

①酔っ払い海老(酔蝦)にシェフのご厚意で数の子の紹興酒漬けも相乗り。
 素材の持ち味を活かす漬け加減で、香り良くコクのある旨味を味わえます。

②たらこの葱生姜ソースがけ・・・たらこはしっとりとしてほぐれ感が心地よく
 葱生姜ソースに調和。優しい味で酒の肴に丁度良し。

③叉焼・・・脂部分もさっくさく。肉の旨みに脂のコク、蜜の甘さがじんわりと
 口に広がり、飲みこむのが惜しいほど。下にはカシューナッツの砂糖絡めも。

④チシャトウの青山椒油和え・・・爽やかでソフトな青山椒の風味が
 箸休めにも役立ちます。

⑤生ホタテの茘枝紅茶スモーク・・・仄かな燻製香をまとったホタテは歯がすっと入り、
 スモークサーモンのようなしっとりとした質感で中はレアでねっちり。

(寝太郎) 凝縮された旨味と生っぽい食感をあわせもつ
            いいとこどりの面白旨さだよ。

⑥花咲クラゲとミニトマトの醤油漬け・・・コリプリ食感のクラゲにミニトマト。
 あざとさのない、ほんのりとした甘みが魅力です。

丸鶏のパリパリ揚げ(半羽)@1,800

寒い時期にしか作らないという当店の冬の風物詩。

飴がけをした丸鶏に油をかけ表面の皮をパリパリに仕上げた脆皮鶏は

プロの妙技が光り、肉の中心はじわじわと火が入り、しっとりとふくよかで、

その火入れは神業的。衣のパリっとした歯触りにきめ細かく繊細な身の質感が

対比として楽しめ恍惚感に浸れる美味しさです。

去年はじめていただきハイレベルな味が鮮明に記憶に刻まれていますから

冬にお邪魔したなら、食べずには到底帰れません。

甜麺醤とクミン塩は、お好みですが私の好みとしては何もつけず、

デフォルトのままが良し。激うま・私の脆皮鶏キングです!

海老とマコモ筍の豊栄醤炒め@1,600

“豊栄醤”とは何なのか。以前からずーっと気になっていたので、初チャレンジ。

カレースパイスのようなエスニックな香りに蝦子系の風味がプラスされたような

複雑にして旨味の層が深い、ふくよかな味わいで、クセのないマコモダケや

金針菜、黄韮とともに炒められ、相性の良さを発揮しています。

(寝太郎) 僕はオキアミのようなイメージを持ったよ。あ、参考にしないでね。

清蒸魚片

オニカサゴの姿蒸し(2,000円)を考えていたのですが、提案を受け

金目鯛の切り身蒸しに変更。

醤油をベースにしたタレはまろやかなオイルが合わさることでコクを深め

しっとりとしてふっくらした身にマッチし、美味しさをより一層際立たせています。

(レンタロー) 金目鯛つうたら目玉周りもりもりの「桜梅桃李」さんを思い出すだなあ。

下に潜む細切り干し豆腐も共通しているで、麵感覚で楽しみ尽くせるだ。

清蒸魚のタレをご飯にかけるのも良いのですが、日本の白米では長粒米ほどの

完璧な相性は望めないし、どうしましょう。

香港麵も合う、という提案をもらえたのですが、細切り干し豆腐を麺に見立てて

いただいたので、久しぶりにうずまき蒸しパンを注文。

まだまだコクオイルを手放しません。

そして、タレ&麵の話の流れで浮上したのですが、お客様の中に八宝鶏を予約された

方がいたため、厨房で残った煮汁があるのだそう。

そこに中太の縮れ麺を入れていただくのがよろしいというシェフの話に

一も二もなく飛びつき――

幸運にもそのおこぼれに与ることができました。

ああ、なんという幸せでしょう!八宝鶏の気配を感じられる煮汁に思い切り深呼吸。

すすり上げると麺に絡んだ甘美な味の奥行きにうっとり。

この甘めの味は、きっと8種のお宝食材が融合して出来上がったものなのね。

この料理は人数を集めないと難しいものだと思っていたのですが、

伺うと八宝鶏は2人からでも用意が可能とのこと。

全幅の信頼を寄せることができるシェフですから、次回は予め予算を相談のうえ、

お任せコース料理を組んでもらおうと思います。

豊栄 (ホウエイ)
東京都文京区小石川5-38-14 KDビル 1F
TEL     050-5593-4692
営業時間/火 11:30~13:30(L.O.13:00)
     土日祝 11:30~14:30(L.O.14:00)
     【DINNER】 17:30 ~22:00(L.O.21:00)
定休日  水曜日・木曜日 祝日の場合定休日が異なる場合あり     
     -店舗情報「食べログ」より-

豊栄中華料理 / 茗荷谷駅白山駅)  

2019年1月 3日

南粤美食(ナンエツビショク) 横浜中華街

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南粤美食」(ナンエツビショク) 再訪

――当店でどうしても食べたいものがある。

しかし、今や押しも押されもせぬ横浜中華街の人気店。

予約がない以上、厳しいかも……。

平日の早い時間帯ならひょっとして?

一筋の希望を抱いて飯友女子と2人で向かいました。

2階席は予約で満席のため、1階カウンター席へ横並びに着座。

私達のすぐあとにきたカップルで1階席も埋まってしまったから、

ほんとうにギリギリセーフでした。

さて、生ビールと山楂酒(ボトル)を頼み、料理はグランドメニューを中心にアラカルトで。

今回はメモを取っていないので料理名の正確さは欠いていると思います。

前菜盛り合わせ(皮蛋、海蜇、叉燒)

ピリ辛仕立てのぷりぷりのクラゲが酒を呼ぶのであります。

牡蠣と豆腐の土鍋煮

大ぶりで肉厚の牡蠣と滑らかな舌触りの豆腐を抱き合わせた熱々の土鍋煮。

生姜と葱の風味がしっくりとはまるこの日のお目当てで、

ぷっくりと厚みのある牡蠣を噛むとミルキーなコクが口いっぱいに広がり、

旨味エキスをすった豆腐がとろっとしてたまらなく旨い。

寒い冬が有り難くさえ感じるお料理です。

大海老の塩炒め

一尾800円の大海老はぶりっぶりで繊維を噛み切る喜びを感じるほど。

炒め合わせたセロリは香りが良く、相性の良さを発揮しています。

干し肉とたまごの炒め

火入れの妙でたまごは見事なまでにふわふわとろんとろん。

干し肉を噛みしめ酒をちびちび飲みながら、たまごで喉を潤す、

この繰り返しの動作がやけに楽しい。

貝柱炒飯

たしか、1,800円だったかな。

いいお値段ですが、これでもかっと干し貝柱を使った炒飯は、米粒一粒一粒、

べとつき感もなくパラパラにほぐれ、まるで旨味の塊を食べているかのよう。

見た目は地味ですが、飽きの来ない堅実な美味しさで格別に美味しかったです。

雲吞麵を食べようかと迷っていたのですが、店のお母さんのオススメで

伊府麺を使った蝦子撈麺。こちらもたっぷり蝦子が乗っています。

立て続けに炭水化物だけれど、味が良いので、すべて完食してしまいました。

 

宴会料理で振る舞われる料理が素晴らしいことは勿論、

通常メニューも引けを取らぬことを実感。足を運んだ甲斐がありました。

南粤美食 (ナンエツビショク)
神奈川県横浜市中区山下町165-2 INビル
TEL     045-681-6228
営業時間/11:30~23:30(LO)
定休日 不定休     -店舗情報「食べログ」より-

南粤美食広東料理 / 元町・中華街駅日本大通り駅石川町駅)  

2018年12月28日

美食苑 (ビショクエン) 鶴見

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中国小皿料理「美食苑」 (ビショクエン)

場所は京急鶴見駅裏の「ベルロードつるみ・鶴見銀座商店街」内。

駅からも近く、利便性の良いロケーション、それに加え大衆的な店の佇まいが

中華をつまみにと、飲み心をくすぐるのであります。

入店すると、ざっくばらんな店内はテーブル席のみでレイアウト。

奥には円卓も見られましたが、利用は入り口近くの4人掛けテーブル席です。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、辣油、酢、七味唐辛子、胡椒)
その他:爪楊枝、紙ナプキン、割り箸
着座後:タオルおしぼり(直置き)、メニュー

料理は壁のそこかしこに掲げられたメニューとグランドメニューからアラカルト

チョイスする算段ですが、その前にドリンクオーダー。

当店、アルコールのラインナップが豊富でかつ普段使いに適したお手頃価格(^^♪

まずは瓶ビールで料理選びの時間をもらいます。

瓶ビールとともに出されたお通しは、モヤシ、キュウリ、ニンジンを

塩とゴマ油などで調味した和え物。

千扁大肠(ダイチョウと唐辛子炒め)@880

大腸は程よい歯応えを残しつつ香ばしくカリッと。

このアンバランスな食感が実はとても魅力的な歯触りで、炒め合わせられた

タマネギの甘みと唐辛子のピリッとした辛味が調和し、気にならない程度の

微かな生活臭は独特の旨みへと転じるのです。

千煎帯鱼(太刀魚の唐揚げ)@780

しっとりと柔らかい太刀魚の身を包むのはカリコリッとした厳つい衣。

刻み葱の入ったしゃぱしゃぱのタレは自家製なのかしら。

強いて言えば、味はあっさりとした食べる辣油のよう。

家常豆腐(揚げ豆腐の甘味噌ピリ辛炒め)@500

具材には、豚肉、干しシイタケ、タマネギ、ニンジン、ピーマン、タケノコも参加し、

お値段以上にカラフルで具だくさん。

背伸びしない甘辛おかず味ですが、この甘さが徹底して嫌らしくないので、

好感が持てました。

メニューを見ると中国料理のポピュラーなものから東北菜、上海菜、四川菜、香港点心、

延いては日式中華の天津丼に至るまでバラエティ豊かで、まるで必需品をフル装備した

中華のデパートのよう。

また、おおもとは大陸系中華料理店なのに店の雰囲気に昭和を感じさせるところが面白く、

気のおけない場所であったこともリラックスへと繋がりました。

会計は、追加の紹興酒(ボトル・中国産)を含め、

1人当たり 2,000円ほど(千円未満 四捨五入)。リーズナブルに楽しめました。

美食苑 (ビショクエン)
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-1-1 鶴見銀座ビル 1F
TEL     050-5593-6785
営業時間/11:00~15:00(L.O.14:45)17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日    無休    -店舗情報「食べログ」より-

美食苑中華料理 / 京急鶴見駅鶴見駅国道駅)  

2018年12月26日

湖南料理 李厨(リチュウ)上野店

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湖南料理「李厨」(リチュウ)上野店。

飯友さんとの会食に選んだのは、真冬日に身体を温めるカプサイシン効果が見込まれる当店。

どうやら高田馬場の本格湖南料理「李厨」(リチュウ)さんの上野店のよう。

入谷口から徒歩3分ぐらいの立地でビルの2階になります。

リザーブされていたのは4人掛けのテーブル席ですが、12月の週末も関係してか、

あっという間に満席となり、しかも中国人のお客様の多さに、現地味を期待です。

料理は相談の上、グランドメニューからアラカルトチョイスしました。

お通しは大根、キュウリ、ニンジンのピリ辛黒酢漬け。酒の肴になるし、なかなか美味い。

豆鼓青辣椒蒸油渣(湖南風唐辛子と油かすの蒸し)@580

豆鼓のコクに、唐辛子(赤・青)のパンチが効き、油かすはカリッカリで香ばしく、

噛みしめると脂の旨味がじゅわ~っと。

そのウマ辛さに箸が伸び、ついつい後を引く気安い美味しさです。

出だしは好調!小さく当たりを引いて思わずにんまり。

酒の朋友となることは勿論、これはご飯にかけても美味いと思う。

湘情全家福(湖南風豚ガツと豚肉団子の野菜鍋)@1,680 

飯友さんチョイスは、湖南の伝統的な家庭宴会料理と紹介された逸品。

高田馬場店同様に、具材はブロッコリー、キクラゲ、エノキ、ニンジン、肉団子、

午餐肉などがどっさり。基本的には家庭的でマイルドな味わいの寛ぎ鍋ですが、

食べ進めるにつれ、この癒し系スープに塩辛さを感じるように。

好みの料理なので、もう少し塩を控えていただければ有り難かったなあ。

青椒香干(燻製豆腐の青唐辛子炒め)@1,180

烧椒冷拌鱼(魚の焼き唐辛子和え冷菜)を頼もうと思ったのですが、

辛いものが好きならこちらの方が良いと、店のお姉さん推しの炒め。

燻製香をまとった豆腐に、深みのある辛さで味は濃厚。

ご飯のおかずには嬉しいけれど、そのボリュームに味が濃い分、のん兵衛の肴には

ちょっとで満足できてしまう感じです。

 

会計は、ドリンクの瓶ビール(中)@510、孔府家酒@3,500、黒霧島@3,000を

含め1人当たり5,500円ほど。

正直なところ、チョイスした料理では思ったほどのカプサイシン効果は無く

プチ忘年会気分ですっかり飲みモードに。

 

飯友さんにはいろいろとお世話になりました。

そして今宵もまた支払額の半分以上が酒代という事実に冷や汗。

懲りずにまた来年もお付き合いいただけると嬉しいな。

湖南料理李厨 上野店
東京都台東区上野7-3-2
TEL     050-5596-4076
営業時間/11:00~15:00 17:00~24:00(L.O23:00)
定休日    年中無休     -店舗情報「食べログ」より-

湖南料理李厨 上野店中華料理 / 上野駅京成上野駅稲荷町駅)  

2018年12月24日

慶楽(ケイラク) 有楽町 【閉店】

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純廣東料理「慶楽」(ケイラク) 再訪

2018年12月28日をもって「慶楽」が閉店する、という激震ニュースに

いま一度の当店の味をと、食いしん坊仲間が集結しました。

訪問したのは12月半ばですが、幹事を引き受けてくれた友人の話では、

予約はコース料理のみとのこと。

当店ってアラカルトで注文出来なかったっけ?

いやいや、お店を閉めるにあたり過剰在庫を抱え込まないよう調整しているのかも。

もちろんこの提案に異存はなく、当日は現地集合という運びになりました。

先に入店したフリーのお客様は予約がないため、断念せざるを得ない状況でしたが、

私は2階奥の窓際、ターンテーブル付きの円卓へ。

菜譜の用意はなく、料理は大皿で供され、サーブ時にも詳細な説明はありません。

また、以前記した料理も登場しますので細かい記録を省きます。

前菜拼盤(叉焼、皮蛋、煮豚、白切鶏、海蜇、猪肝、泡菜)

正式名不明。豆腐とシイタケの羹。

シイタケの風味にごま油の香りが相まった塩とろみスープで味加減は妙妙。

身体も心もホカホカと温まります。美味しいわあ。

正式名不明。蒜蓉蒸大蝦。

エビはぷりっとして健やかな歯触り。ニンニクソースが香ばしい。

正式名不明。当店スタイルの油淋鶏かしら。

きつね色に揚がった鶏肉は骨付きで、葱ソースはポン酢のようなさっぱりテイスト。

甘酢っぱくはありません。

正式名不明。帆立貝柱に海老は「菜香新館」さんのウエハース巻き揚げ

ような軽い衣で揚げられマヨネーズソースがかかっています。

日式と侮るなかれ!フルーティーな甘みで素直に美味しいと喜べる寛ぎの味わいです。

自慢の1品として紹介されていた春絲蠔(牡蠣の土鍋煮)になるのかは不明ですが

牡蠣と叉焼の土鍋煮込み。

肉厚の牡蠣に衣をつけて揚げ、叉焼や葱と煮込んだもの。生姜の風味が効き

素材の旨味が味に奥行きをつけています。手もとで別皿の香菜をトッピング。

炸蝦捲

追加でお願いしたのは「春巻」でもオーダーが通る海老のまき揚げ。

具材を包んだ衣はサクッとした歯触りでほんのりと甘め、

また油っこさからくるダメージもありません。

この炸蝦捲も人気メニューの一つと聞きましたが大いに納得。飽きの来ない味わいです。

そしていよいよ当店の看板炒飯が登場。

透き通った上湯もセット。

上湯炒飯

絶大な人気を誇る上湯炒飯。

私自身が勝手に“お茶漬け風”と決めてかかり、回避していましたが、

自家製チャーシュー、たまご、ネギを具材とした炒飯に、塩で味を整えた

清淡な味わいの上湯をかけていただくと、しっくりと口に馴染み、

別次元の美味しさへ昇華することに驚きました。

「美味しいわあ」

しかし、今日が最初で最後の機会になろうとは――。

もっと前から食べておけばよかった、と悔やんでも悔やみきれず、本当に残念でなりません。

鹹魚肉餅

追加でのオーダー。

杏仁豆腐

茘枝がサクランボを抱き込んだフルーツ入りの杏仁豆腐。

ノスタルジックな風貌に、つるんとした杏仁豆腐とシロップの仄かな甘さが共存し、

歴史の厚みを感じさせてくれるものでした。

昭和の風格を感じさせる椅子や調度品、この景色も最後かと思うと感慨無量な

ものがありました。いつまでも記憶にとどめておきたい名店です。

慶楽 (ケイラク)
東京都千代田区有楽町1-2-8 慶楽ビル

慶楽広東料理 / 日比谷駅有楽町駅銀座駅)  

2018年12月22日

竹香園(チクコウエン) 池袋

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竹香園」(チクコウエン)

某日、大人数での宴会に友人が出席するというので、私も追っ掛け参加。

プライベートですが、彼女との忘年会を兼ねられるチャンスでもあるのです。

場所はJR池袋駅。北口を出てすぐのビルの3階と利便性がよいのですが、

灯台下暗し的なロケーションのため、迷ったあげくに到着。

そこから学んだのですが、窓ガラスのウインドウサインが目印になるので、

はじめての場合はビルの窓を目で追うのが良いかもしれません。

 

ぐるなびによると、個室カラオケを完備した当店は総席数100席という大箱店。

今回の料理はグランドメニューを軸に幹事さんにお任せというスタイルで

基本大皿で供されます。なお、サーブ時にも特に説明はありませんので、料理名は

後に公表された幹事さんの記録に準じます。

卤味拼盘(卤藕片、卤腐竹、鸭胗、鸭脖、鸭舌)

若干日本人にも食べやすいようスパイスを控え歩み寄ってくれている感はありますが、

意外にもきちんと染みて味もまずまず。

もっと雑な味をイメージしていたので、これは嬉しい。

夫妻肺片

四川定番の前菜。牛モツの麻辣ソース和え。

红烧鱼翅

3品目でサプライズ!なんとフカヒレの姿煮が各人ごとにサーブ。

大皿での地方菜からいきなり高級路線へ変貌??

思いがけない展開にどぎまぎしながら、フカヒレを呑みこむようにして完食。

烤羊排

店の名物料理というモンゴル風ラムチョップ焼きは、外側が香ばしく内側は

程よい歯応えと柔らかさで、羊肉の旨味が口に広がります。

そのまま食べても、クミン入りの辛味ソースをつけ味変を楽しむのもありかな。

青椒炒牛肉

牛肉とシシトウ、カリフラワーの炒め、オイスター風味。

腰果扇贝炒虾仁

エビとホタテ、カシューナッツの塩味炒め。

清蒸鮮魚

またもびっくり!ここで広東風の蒸魚が供されるとは。

解体時、一部分身離れに不安がありましたが、皮のとろんとしたあたりや

タレの味も特に不足なし。

毛血旺

血豆腐、ハチノス、センマイの四川風煮込み。

蟹肉豆腐羹

蟹肉と豆腐、卵白入りの塩とろみスープ

高菜炒饭

芝麻球

揚げたて、熱々ふっくらで中にはあんがたっぷり。

水果拼盘

オレンジ、パイナップル、ドラゴンフルーツ。

料理は出来上がり次第、次々に運ばれてくるため卓は百花繚乱の賑わいに。

私達のテーブルはたまたま女性のみだったため、男性のいるほかのテーブルよりも

料理を平らげるスピードが遅く、そのため友人とのお喋りの時間もそっちのけ。

食べることに全神経を注ぎ、この日ばかりは私の酒量も少なかったみたい。

 

はじめての利用でしたが、当店は中国料理のポピュラーなものから幅広く

ラインナップを揃え、各ジャンルをきっちりカバー。

ずば抜けて、とまではいきませんが、どれも大外し、という結果に

ならないところが素晴らしい。器用な店だなあと思ったのでした。

竹香園(チクコウエン)
東京都豊島区西池袋1-28-6 大和産業ビル 3F
TEL     03-6883-5066
営業時間/月~日、祝日、祝前日: 11:00~翌0:00
定休日    不定休    -店舗情報「食べログ」より-

竹香園中華料理 / 池袋駅東池袋駅都電雑司ケ谷駅)  

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。

2018年12月 6日

不二味 上海家庭料理 ととちゃんの店 蒲田

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不二味 上海家庭料理 ととちゃんの店

最寄駅はJR蒲田、東口を出て徒歩3分ほど。

飲食店などが立ち並ぶ蒲田東口一番街商店街に立地するビルの2階です。

頻繁に発生するJR京浜東北線の遅延により、蒲田でやり過ごそうと初訪問しました。

当初の予定では「満州園」さんで豚足食べるつもりだったのに(涙)。

同じように、混雑を回避しやり過ごそうと考えている人たちは多いはず。

恐る恐るディープ感漂うビルの階段を上ると店員さんが明るい笑顔で出迎えてくれ、

スムーズに入店が叶いました。

店内はカウンター席とテーブル席のほか、小あがり席が完備され、そこではお子様を

含めた8名のお客様が会食中。どうやら中国の方のようで、卓には白酒も置かれていましたよ。

今回は窓際のテーブル席を利用。私は昼間によくこの辺りを行き来していたのですが

窓越しに外を眺め、この通りが活気づくのはやはり夜だなあと実感です。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:あり(醤油、酢、ほか)
その他:爪楊枝、灰皿、メニュー
着座後:タオルおしぼり(直置き)

店内のそこかしこには写真付きの料理紹介があり、これらを参考にグランドメニューから

アラカルトチョイスで数品注文しましたが、生憎この日は3品欠品。

ちなみにボツとなったものは、油面筋寒肉(丸揚げ麩の肉詰め煮込み)@880、

面筋青菜(丸い揚げ麩とチンゲンサイ炒め)@680、糟香鸡(鶏肉の上海酒粕漬け)@580。

話では「麩」が無くなって提供不可とのこと。残念!!

メニューを手に取り再び作戦タイム。

当店では中国料理のポピュラーなものから幅広くラインナップを揃え提供していますが、

できれば上海菜に絞りたい。

糟香鸡胗(砂肝の上海酒粕漬け)@580

鶏肉に代わってオーダーしたのは砂肝。もっと固いかと思っていたのですが意外にも

歯触りは優しく、どぎつさのない味で好感触。これはほかの料理も楽しみだ。

ということで、ドリンクは生ビール@460×2のあと瓶ビール@490、そして紹興酒へ。

上海料理に相応な石庫門(上海老酒)500ml@2,980の用意もありました。

ま、私達は酒量の多さを踏まえ懐事情から塔王 紹興酒(8年)640ml@1,600×2なわけですが……。

炝猪肝花蛤(豚レバーアサリ炒め)@780

豆モヤシを敷き、豚レバーとアサリはミックスさせた状態ではなく、分けて盛り付け。

味付けは醤油をベースに生姜、ニンニクを適量。

油が多く、個人的にはオイリーな印象が否めないのですが、家庭的な味の落ち着かせ

どころで好感度は高まりました。

上海冷餛飩(冷やし上海ワンタン)@780

セットされたつけタレはニンニクを効かせた芝麻醤ベース。

そこにクラッシュナッツを入れることで香ばしさと食感をプラスさせます。

餡の分量はほどほどですが帽子型(冠型)のワンタンはつるんとしてもちっと。

冷たいのはお腹を冷やすし、温かいスープで食べたほうが良いと思っていたのですが、

ゴマクリーミーニンニクなつけダレの美味しさに食欲が増進され、あっという間に完食。

酒飲みの私達にはこうして食べたほうが軽いおつまみにもなるし、サイドメニューとして

嬉しい選択となりました。

利用した時間帯、中国の方の利用も多く、お店はアットホームな雰囲気。

そんな中、私達にもフレンドリーに接してもらえ、杏仁豆腐のサービスを受けられました。

市販のつるんとした口当たりのものとは少し異なり杏仁の風味がしっかりして、

とろっとした食味でした。ご馳走様です

利用路線の遅延による予定外の訪問でしたが、期待値以上の成果を得られ

「吉」と出た模様。次回は食べそこなった丸揚げ麩にトライしてみたいなあ。

不二味 上海家庭料理 ととちゃんの店
東京都大田区蒲田5-20-1 一番街ビルA棟 2F
TEL     050-5595-4839
営業時間/17:00~翌5:00
定休日    年中無休    -店舗情報「食べログ」より-

不二味 上海家庭料理 ととちゃんの店上海料理 / 蒲田駅京急蒲田駅蓮沼駅)  

2018年11月19日

蓮香(レンシャン) 白金高輪

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中国料理 郷村菜 蔬菜「蓮香再訪

2名での予約訪問。案内を受けられたのは厨房を前にするカウンター席です。

今回特に席の希望を伝えてはいなかったのですが、オープンキッチンの臨場感が伝わる

いわばシェフズテーブルに着くことが出来たのは幸い。

シェフははじめ私達に気が付かなかったようですが、すぐに気が付き

「抜き打ちはいけませんよ~」と苦笑していたみたい。

――たしか当店にお邪魔したのは去年のこと。

不義理が仇となり敷居が高くなりすぎて、積極的にアプローチできなかったのであります。

ごめんなさい(涙)。

盛り合わせ

①光レンコン怪味ソース掛け・・・怪味ソースにはクラッシュしたカシューナッツに
  トッピングは香菜。光レンコンのシャキシャキとした歯触りに、花椒の効いたソースは
  深いコクに鮮烈な辛旨さが息づき、その完成度の高さは神レベルです。

②白キクラゲ三江侗族茶油風味

③おおまさり木姜子風味・・・柑橘のようなきりっと清涼感 のある香辛料(木姜子)が
  歯ごたえを残したおおまさり(落花生)と好相性。単なる塩茹で落花生で
  決着しないところも当店の魅力なのです。

④玄海サバ、プーアル茶スモーク・・・スモーク香が食欲を焚き付けるサバは脂の乗り加減も
  丁度良く、呑兵衛心をくすぐる酒の朋友です。

⑤牛肉のなれずし

⑥押し豆腐と細セロリ、エシャロットソース・・・香りコクを味方に押し豆腐の
  和え物もワンランク上の味わいに。

盛り合わせの中で1番最初に食べるようサジェスチョンを受けられたのは

白キクラゲ三江侗族茶油風味。

これが貝のような質感で、すっと歯が入りさくっと噛み切れるのです。

本当に白キクラゲ?と吃驚しましたが、

同時に先に食べて欲しいという意味も良く分かりました。

コースのスタートを飾るに相応しく、とても淡い味付なのです。

まるで、汚れのない新雪のよう。

もちろん食傷とは無縁なので、いくらでも食べられてしまう。

開口一番に目の覚めるような清い味をいただけたのですが、ここでは

またスペシャルな小皿が1品。シェフお手製の牛肉のなれずしなのだそう。

調理過程では牛肉を骨ごと叩いているので

漫画『ゴールデンカムイ』で登場するアイヌ料理“チタタプ”のような手順かしら。 

もちろん、なれずしですから、乳酸発酵させており独特の酸味に唐辛子の

パンチが効いて、その塩気を伴う風味は酒と絶大な相性の良さを誇ります。

「これは絶対キープだ!」

このクセの強い旨味に合わせてガツンと紹興酒が飲みたい。

冷蔵庫からのチョイスはシェフのアドバイスを受け、クリアな飲み口ではなく

どっしりとしたオールドタイプのものを選びました。

牛ホホ肉瑶族(ヤオ族)の青レモンソース

追加の料理をお願いしたので、1皿のポーションは調整してくれた様子。

ホホ肉を口に含むとスネ肉のほろっと感とはまた違う肉のほどけ方で、

青レモンソースは酸味ばかりが突出するものではなく、ほんのりとした苦みもあり

風味豊かに味の落ち着かせどころも巧みです。

(ノブロー) さすが小山内シェフだで。味の尖り方が他とはひと味もふた味も違うだ。

広東白菜のチワン族唐辛子と腐乳炒め

「一緒に浸かっている唐辛子、メチャメチャ辛いんで、食べないように」とのこと。

腐乳の微かな酸味と奥深いコクがメチャ辛唐辛子と一体化し、さらりとして

ピリっとスパイシー。絶妙なうま辛さに恍惚のひとときを味わいました。

お替りコールを連発し、牛肉のなれずし再び。

(タクロー) 酒がガンガン進むだね。

あと、シェフから紹介のあったハトムギの白酒も香り高く、めっちゃまろやかで、

美味かっただー。

発芽大豆とささげ漬け物ひき肉炒め

炒泡黄豆。以前もいただいたことがありますが、美味しいので大歓迎。

というか、組まれていて良かった。

ホクホク食感が楽しめ、酒のつまみのみならず、ご飯のおかずにも包容力を発揮する1品。

白飯に混ぜ合わせてお豆ごはんにしたい!という衝動にかられました。

火麻蒸蛋(世界一の長寿村、巴馬の火麻茶碗蒸し)

世界一の長寿村、巴馬。

そこで常食されている長寿食材「火麻」(ヒーマ)と呼ばれる麻の実を使った茶碗蒸し。

火加減もばっちりですから、ポツポツ穴の開いた茶碗蒸しとは異なり

「す」の入っていない見事な風貌です。

「火麻」はすり潰し、粉になったものを使っているよう。

具材を加えず、シンプルを極めた茶碗蒸しで、

味はというと巴馬地区の“食の文化を食べる”というイメージで

素朴な美味しさに満ちていました。

エビ、もやし、発酵筍大葉炒め南寧風

シェフは発酵調味料使いの名手ですから、普通にエビともやしを使った炒めで終わらせません。

当然、タケノコも発酵させ調味料として活用し、オリジナルな味の世界観を表現。

ここでは発酵タケノコの酸味と大葉の爽やかな香りが織り成す精妙な味わいを堪能しました。

山黄皮蒸魚

ネット情報によると山黄皮は俗称"鸡皮果"というもの。

魚は生の銀ダラを使用。

へー、こんな顔しているんだ。

私達もはじめて顔を見ましたが、それは貴重なもののよう。

シェフは2日くらい寝かせて、と思っていたようですが、ご厚意で提供してもらえました。

塩漬けにした山黄皮をペーストに、蒸した魚は皮がとろ~っとして身はふかふか。

山黄皮の塩気が嫌味のないコクとなり、まるでオリーブのよう。

これは絶品!と、ゼラチン質の豊富な目玉周りもしっかりいただきました。

のちに、現地に仕入れに行った際、訪れたレストランのメニューを

見せてもらえましたが、当該料理と思われるものがあり、探求心に溢れるシェフは

食べて舌に記憶させ、着実にその味を自分の味へと吸収し昇華させているよう。

全菌腊味(瑶族の干し肉、きのこ色々家庭風炒め)

仕入れを兼ねた“旅”により料理の幅は広がります。

燻製香が芳しい瑶族の干し肉は、甘めで噛めば噛むほど旨みがでて、濃厚な味わい。

(寝太郎) 中国各地を駆け巡り、味を追求するアドベンチャー!

小山内シェフは中華料理界のインディ・ジョーンズだね!

(ノブロー) 冒険家のようなシェフの強靭なフットワークが、

蓮香さんの唯一無二のダイナミックさの源泉となっているんだな。

真ダラの白子、平春雨老酒蒸し自家製唐辛子醤油

平春雨は青島で購入してきたもの。

聞くと緑豆春雨の本場でいろいろな種類があるようですが

この春雨は強く味を吸い込まないためしょっぱくなりにくいのだそう。

白子のとろりとした舌触りを香菜と自家製唐辛子醤油であっさりと。

鴨と九条ネギの和えそば

太麺の力強いもちっとした歯ごたえにスモークした鴨の脂がコクとなり、

和えて食べることで完成する味と香りのバランス感が素晴らしい。

また、寝太郎さんはダシの美味しさにも惚れこんだようで、トリュフオイルのような

香り高さになっていると絶賛していました。

当店ではデザートないのよね、と思っていたら、すかさずサーブ。

ぷるぷるの氷粉に雲南省のハマナスのジャムを乗せたものです。

甘さすっきり、後味も綺麗でした。

 

東京に居ながらにして、さながら味覚の世界旅行をしているような体験。

シェフの飽くなき探求心が原動力となったフィールドワークの成果が、

中国現地の味の歴史と今とをリアルに感じさせてくれるのです。

蓮香(Renshan)
東京都港区白金4-1-7
TEL     03-5422-7373
営業時間/18:30~21:00(L.O)
定休日    不定休     -店舗情報「食べログ」より-

蓮香中華料理 / 白金高輪駅白金台駅広尾駅)  

2018年11月12日

三幸園 白山通り店

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中華料理「三幸園

最寄り駅は神保町、A7出口を出て左へ進行。白山通り沿いというロケーションです。

某日は大人数での宴会仕様。料理はグランドメニューを軸に幹事さんにお任せというスタイル。

当店の創業は1956年。昭和の味を伝え続ける日式中華の老舗店ですから、

今宵は日本人の舌に合うノスタルジックな味わいを期待しています。

 

宴席としてリザーブされていたのは、その日式中華を堪能するのに相応しい

3階の掘りごたつ式の座敷席。

なお、料理は大皿で供され、サーブ時にも特に説明はありませんでしたから、

正確さに欠ける点はご容赦ください。

前菜盛り合わせは、くらげの冷菜蒸鶏の冷菜鶏肝の冷菜

皿のふちに添えられた辛子に胸が弾む出会いのひととき。

しっとりと柔らかい蒸鶏に対し、がっちり味が染みた鶏肝は甘くて歯応えも十分!

餃子

香ばしい焼き目をつけた餃子は皮を噛み切った瞬間に肉汁を含んだ熱々の スープが

飛び出てくるのでご注意を。

昭和レトロな口当たりの軽い餃子で肉餡が甘いため、卓上の調味料

(酢、辣油、醤油、胡椒)で味変を楽しみました。

ニラレバもやし炒め

レバーはさくっと噛み切れコクは旨みに加勢。

もやしもやわやわですが、それが妙に有り難く街場中華の醍醐味を感じさせる味わい。

胡椒がしっかり効いていますが、味にどぎつさがないのでついつい箸が伸びるのです。

エビチリソース煮

グリンピースを散らした心憎いビジュアルのチリソース煮。

ほんのりと甘めで懐かしさと優しさが同居した味ですから、昼に遭遇したらきっと

白飯にかけて食べているだろうなあと、そんな光景が目に浮かびました。

とり唐揚げ

千切りキャベツを敷き、やはり皿のふちには辛子が添えられています。

からりと揚がった鶏肉はむっちりとして甘め。体育会系の盛りの良さに目尻が下がります。

チンジャオロース炒め

ニラレバもやし炒めと同様、醤油をベースにした日式味。

ピーマンの香りがたち食欲を焚き付けます。

カタ焼きそば

辛子を添え、こんもりと盛られた具材は塩味のあんでまとめられ、

探ると、その下にはカリカリの太麺が潜んでおりました。

私はやわやわ派なので、しんなりしてきたタイミングで、辛子をちょいつけ。

ワンタン

昭和生まれの人間の郷愁をかき立てる「正しい醤油味のスープ」に

刻みネギ、青菜、チャーシュー、メンマ。

もちっとぷるるん。肉餡は少なく、皮が主役のワンタンですが、これでいいんじゃあないか、

という昭和の整合性とバランス感があるのです。

エビチャーハン

小山を形成したエビチャーハンは昔懐かしく飽きのこない日本人好みの味わい。

このチャーハンとワンタンスープの交互食べを始めてしまうと

際限なく食べてれてしまうから、私にとっては嬉しい悲鳴です。

 

古書街として有名な神保町は懐が深い。独自の文化を育んできた日式中華が元気だ。

お店は平日夜にもかかわらず、2階・3階大小グループ客で満員御礼状態。

根強い人気に、閉店した「徳萬殿」さんを思い出してしまいました。

当店も肩が凝らず親しみやすい味付けで日本人がほっと落ち着ける日式中華の楽園でした。

三幸園 白山通り店
東京都千代田区神田神保町1-13
TEL     03-3291-8186
営業時間/月~木 11:00~翌2:30(L.O.翌2:00)
       金 11:00~翌3:30(L.O.翌3:00)
     日・祝 11:00~23:30(L.O.23:00)
定休日    土曜日    -店舗情報「食べログ」より-

三幸園 白山通り店中華料理 / 神保町駅竹橋駅九段下駅)  

※今回も幹事さんのご尽力に感謝いたします。

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